2012-01-01から1年間の記事一覧

淡雪の大晦日

午前中、雪が降り続いていたから山はしっかり積もっているだろうなと期待して、昼食後、いつものコースに出掛けたら、雪はふわっとまぶした程度。 もう少し上はどうかな?と頂上まで登ったけれど、日当たりが良くて却って少ないぐらい。ホカホカと暖かい雰囲…

雪の大晦日

ありゃ、雪やないか。 それにもう大晦日やないか。 しっかり積もってる。 この数日、だらだらで過ごしているのに何故かしんどい、眠い。 これが人疲れかな?山は歩けても社交が出来ない。 復帰に備えて、こういうウォームアップもしておかないといけないのだ…

ミカンとコタツ

11時も過ぎた。女房はとっくに床に就き、猫は必ず同衾するので、ひとりコタツでしみじみと蜂蜜入り野菜ジュースを飲む。写真に写っているように朝夕は体温を計る。ヨメさんのご指定で渋々ながらもずっと続けている。 結局というか究極のお正月アイテムは、ミ…

今年最後の

今年最後の、が続いて、次に本年最初がやってくる。何かヘンなんだよね。 今年最後の診察で夜明け前に家を出る。 マイナス2度。フロントガラスが曇る。 たっぷり居眠りしながら診察を待つ間に、手帳を繰って今年を振り返ってみた。 女房の還暦サプライズの御…

ローストチキンと登山

毎年クリスマスにはローストチキンを食べている。 老夫婦だけでは余るので息子の所へ持って行くのだが、このチキン丸ごとはこの季節しか売られてないという。そんな話を聞きながら、精肉店とか見たこと無いなと気づいた。 この近所だけでなく市内に行くまで…

山道を登りながら

体力復活週間として昨日は火山の山麓周辺、今日は尾根までとゆっくり負荷を掛けながらウォーキングを続けている。 3度以下の冷たい一日だったが、南向きの木々に囲まれた登山道には北風も吹き込まず快適に歩ける。 さすがに尾根近くの急坂では息がはずんだが…

復活!

やっぱりシャバ=現世は良いものですなあ。 日常雑事の世界に戻ってまいりました。 HP関係の残り仕事を片付けようと休日の職場へ出掛けたら仕事熱心な同僚も来ていて、次年度の計画など話し合う。やっぱり面と向かっての対話は進展が早い。 メールのやりとり…

やっとこさ

いつも通りにリツキサンの点滴が済むと回復が始まる。これも抗ガン剤なのでそんな作用は無いと医師は言うが、俺にとっては浄化剤のようで、全身が洗い清められる気分だ。 天気も素晴らしく風も無い。 健全モードに切り替えて現世に戻ろうと山歩きに出掛けた。…

それがなかなか

雑木林だった家の前の空き地で、石垣の改修が進めれている。傾斜を緩やかにして少し後退させるので、ご覧の通りに我が家の周辺は被災地のような様相となっている。 そしてうるさい。 体調は回復が遅れていて予定されていた点滴は明日に順延。えらく今回は応…

ひとつ山を越えて

いやはや、まいりましたね、今回の副作用。 休んで楽になったから投票に行こうとしたのだけど、途中ギンギンに腰骨の内部が痛くなってUターン。後はずっと横になっていた。選挙は棄権。久々のことだなあ。 政治を語るつもりはないが、どういうことでしょうね…

映画漬け

この時期の1週間、白血球増加の注射を受けている。 7回目ともなると何日目で何が起こるか、定例化された行事のようにわかるようになる。「今夜は眠れないな。明日は骨が痛くなるだろう。」 昨夜考えていたことが翌朝ほんとうになっている。そうなるように薬…

ペンギン小僧

ベターンと無気力な週末に「お辞儀してますよ」と映像が送られてきた。 このBLOGではファイルをGIFアニメーションに変換しないと表示できないので面倒だからYOUTUBEにアップしてしまうのだが、http://www.youtube.com/watch?v=6fBdDvKQ3Vc GIFの、単純な繰り…

枯れ枝

病院からの帰り道、車を走らせながら「午後は写真を撮ってやろう」と考えた。 とんでもなく晴れ渡っている。 自宅から1kmの長楽寺まで来ると風景がぐっと田舎になる。その辺鄙さと駅から5分という利便からここを選んだのだが、ジワジワと超スロースピード…

ギンギンの視線

トロンとした集中できない毎日が過ぎて行く。喉の通りが悪くなる以外には目立った副作用もなく安楽に暮らしているが、心のベクトルは過去の方ばかりを指向して50年前に帰ろうとしている。 息子一家来宅。しばし孫と戯れ、昼のウドンを共に食べる。 女房と彼…

ビナンカズラとヘクソカズラ

朝から雪がちらついて、今日は家に籠もるという予定にはピッタリの天候になった。 午前中は来年度の授業計画を立てメールを送るなどして在宅仕事モード。 お昼にたっぷりの熱いウドンを食べて、さあヒルネするぞとコタツに潜り込み、睡眠導入として録画してい…

剃髪

生え際あたりにチョチョロと残っていた白髪を風呂で剃ってみたら、とてもすっきりした。 見た目はほとんど変わらないが気分は全く違う。 抜けた、から、剃った、への劇的な変化が気持ちの中で生まれようだ。 風呂から出ると、バスケット選手を描いた映画がテ…

大嫌いな葉牡丹

さてさて、明日からまた治療が始まる。 バリバリ動いておこうと張り切っていたが、ここしばらく天候には恵まれない。 日曜は八千代の丘美術館で展示の打ち合わせがあり、土師ダムの紅葉でも眺めて帰るつもりだったが何と雨が雪に。 月曜はスカッと晴れて「よ…

記憶 三分間

いま、梅小路は四季の花が咲き、散策する人が絶えない広い公園になっているが、昔は貨物駅と操車場だった。 その横を走る大宮通は高架になってJRを跨ぎ、路側帯は鉄路の下を潜る。 高架はガチガチのな鉄骨造りで、トンネル部はレンガが積まれ、舗装は石畳…

記憶 蒸気機関車

僕の定点観察ポイントからの至近距離に山陰線があり、待避線では蒸気機関車が出番を待っていた。 蒸気がシリンダーを前後に動かし、巨大な動輪が回転を始める。そんな光景を眼の前で見た。それだけではない。 時には運転席に招待されて、石炭をボイラーに放…

記憶 鉄道

鉄道に関することなら山のように話題がある。鉄道ファンは誰でもそうなのだろうけど。 何しろ家から京都駅までは徒歩15分 鉄道の周辺設備や保線区までは10分足らずだったから、ほとんどの時間、ひとりで鉄道を眺めていた。 近所の子供達とワイワイ遊んだとい…

落葉 コシアブラ

一ヶ月ぶりに火山に登った。 300mぐらいの標高で引き返したのだが、往復一時間の快い散歩になった。 去年、今年と4月にはコシアブラを山で採り、スパゲッティやテンプラでおいしく食べた。 あの新芽が30cm以上に大きくなって落葉している。 日差しがあっ…

ご来場、ありがとうございました。

OBSCURAに多数のご来場、有り難うございました。 今回のメインはゲストのお二人だったので、やっとこさ参加のワタクシは脇で小さくなっていたのですが、芳名録を見ると圧倒的に僕の知り合いが多くて、ビックリ。会場には一日しか居れなかったので申し訳あり…

記憶の京都7 絵表所

狭い通りを挟んで我が家の向かい側に、堅固な作りの二階建て町屋があり、その表札には「絵表所」とあった。 時折、ガハハハという太い笑い声が聞こえていたが、人の出入りも少なく、何をしているところなのかさっぱり解らなかったが、母の話ではここに通って…

記憶 絵

明日から展示が始まる。 搬入の後、ギャラリーの向かいにある図書館に入ったら、ずらりと並んだ絵本が目に止まった。 こういう形も良いものだなあと、浮気性がまた頭をもたげる。 オブスクラ展はもう6回目になるが、その間、ずっと絵画作品は発表していない…

記憶の京都7

家から10分少々歩くと東寺がある。 今では国宝が最も多い寺として参拝客が絶えることがないが、昔は荒れ果て、荒涼とした雰囲気の寺だった。 その頃は東寺だけでなく、ほとんどの寺がそんな状態だったはずだ。 一番近かった西本願寺は強い講組織に支えられて…

やります!OBSCURA6

オブスクラ6今年もやります.いつものところで、いつものように、いつもと違う試みをいつもの方と、またいつもではない方とご一緒に。展示:11月22日(木)~25日(日) 11:00-19:00ライブ:11月24日(土)18:00/ 25日(日)16:…

記憶の京都6 道

6回目の治療が始まり、ガクッと体力が落ちているので、ザザッと早描きで。 自分がこういう世界を知っている事に今更ながら驚かされる。 ちんどん屋、虚無僧、托鉢、牛車、肥汲み、大原女・・・・ 50年後、車に乗って巨大スーパーに買い物に行ったことが、信…

記憶の京都5 家

前回のイラストの右下に、ちょこっと描いた我が家の外観は、竹囲いの貧相なものだった。虫食いの穴から白い粉が落ちて、ポロポロと崩れていくのが恥ずかしかったな。 内側も相当にボロかった。 なにしろ新撰組の下級武士の長屋だったというから少なくとも9…

記憶の京都4 あわしまさん

粟島堂という女人守護、人形供養で知られる寺が近所に在る。戦前には遊郭があった島原の女郎衆が、家の前を通ってお参りに行く姿が哀れであったという母の話を何度も聞いている。 着崩れた厚化粧の女たちの姿を想像したのは、もちろん成長したのちのことだ。…

記憶の京都3 街頭書家

職人仕事の思い出と言っても、学校の行き帰りに毎日見ていたものもあれば、今からお話しするように、見物したのは一度だけだけれど深く印象に残っているものもある。 その人は看板屋だったのだろうか。路上に床几を2台並べて、大きな白木の板を載せたところ…