映画漬け

この時期の1週間、白血球増加の注射を受けている。
7回目ともなると何日目で何が起こるか、定例化された行事のようにわかるようになる。
「今夜は眠れないな。明日は骨が痛くなるだろう。」

昨夜考えていたことが翌朝ほんとうになっている。そうなるように薬品でコントロールされており、それは順調ということなのだ。
つまりコタツでテレビばかり見ている俺は怠惰で無くて、正しい療養生活を送っているのだ。
こんな正当化を自分にしたくなるほど何もせずに映画ばかり見ている。
50年前の青春もの、校長と女流画家の不倫、老人活躍コメディ、まるでマンガの剣劇アクション、けっこう通俗的な芸術系、血みどろの犯罪アクション、中年男リストラの家庭劇・・・・・

出だしが良ければだいたい全部見てしまう。
自分がシナリオを書くならどうするか?半ばぐらいからテンションが下がるのは何故か?とか
凡庸な作品でもいろいろ考えさせてくれる。
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ここを凌ぐとどんどん回復に向かう。いましばらく映画を見ていよう。