林道じゃない、廃道だ。

息子が仕事休みで孫の送迎が無くなった。拍子抜けだが楽になった。

京都の母はこれまでになく元気だという。少し電話で話したが普通に会話が進む。有難いことだ。女房も嬉しそうだ。あちこち見て回れよと助言。次男の家には一泊するだろうけど、雪州と等伯を勧める。

今日も抜けるような青空だ。陽気に誘われて林道ツーリング。以前に崖崩れで引き返した窓が山北側の道だ。赤線の部分。

ほとんど通行が無いのだろう、道は倒木だらけ。不安は増すばかりだが、とうとう舗装も無くなって荒れ具合は厳しくなるばかり。

道路は雨水の浸食でえぐられて溝が深い。転倒せぬように慎重に進むが、ここでトラブったらどうするかと恐ろしくなってくる。

GPSで位置を確かめると林道からは外れていないようだ。スマホの圏内で道も下りになり引き返すよりは進むほうが良いと判断する。万能のスーパーカブだがタイヤはノーマルで荒地向きではない。空気圧も高めだ。二度とこの道は走りたくない、これは林道じゃない、廃道だ。

と思っていたら舗装が復活して安堵。国道433に出た。

セブンで買った赤飯おにぎりをこの八幡さんで食べていたら、歯が抜けた。もう日常のことだから慌てない。人前に出ることも無いし。

「観音さん」と題して、怪しげなオブジェを山肌に並べている。プリミティブな表現の一種だがエイブルアートの魅力が皆無で俗悪になるのは何故か?

当初の予定通りに湯の山温泉へ。バッグにはタオルも入れて来たのだ。

平日の昼間なのに客足は絶えない。これは意外だ。街からそれほど遠くないのにこの鄙びだから固定客がいるのだろう。

打たせの湯は山水で冷たかったが強烈に身体を打つ。

昨晩、手首を捻って週末のテニスは無理かと思っていたが治ったから、湯治って効果があるんだ。

433を太田川に出るまで背後からの車は皆無。それからは自転車で何度も走った川沿いの狭い道をのんびりと下る。何度走ったかわからない馴染みのルートだけど、近々の10年以上走っていないかな?思い出だらけ。

思いがけず、素晴らしいツーリングになった。こういう山国に暮らしているという確認にもなった。

京都の家を書店兼ギャラリーにしてもいいなとか想像していたので、このギャップが面白い。自分の余生はわからないが母の元気を思うと、やりたいようにすればいいのだ。

いまひとり

先日、「道楽な書店」を訪ねた時にマークしておいた本を図書館から借りた。

久々の大ヒットである。つげ義春の「貧困旅行記」、藤森照信の「近代建築・・」など集中して読める。

ネット検索ではなかなか良い本にめぐり会えない。

やはり主張のある独立系の書店は有難いものだ。手応えのないものが無数に存在する現代で「選択された実体」を提供できる場の価値は高まっていくだろう。

学校と書店、似てるように思えてきた。

自分ならどんな本屋にするかな?と考えながら部屋を眺めなおしてみた。その前に掃除だな。

女房が京都に行って、いまひとり。滅多にないことだから孤独を味わいたいところだが、近所の子供たちがうるさい。明日は孫もやってくる。夕食は何を作ろうか?

デジタル、大丈夫かいな?

昨日、動植物園の年間パスを取得したのだが、次の利用までに写真を貼れという。

指定の3x2.4cmが15枚貼り付けられる枠組みをソフトで作って、既存のスナップから適当な画像を選んで部分コピーして配置し、Lサイズで書き出してコンビニのプリンタで出力する。30円。

でも、こんな作業ができる人はとても少ない。証明写真にかなりのお金を払うことになるはずだ。格安の市民サービスだが、それ以上の金が他に流れる。

明日から女房が京都に行く。予約したチケットを駅で入手する手順を伝えておいたが、うまくいかないと連絡があり、携帯で確認しながら操作しても無理だったので、引き返してきた。再度、二人で最寄りの駅へ。

やはりうまく進まない。駅員が常駐する駅だが窓口は閉じたままで、隣の無人駅ならコールサービスに対応しているという。やはり操作が出来ずに困っていた女性と女房が声を交わしていた。何のために駅員が居るんだ?

こりゃいかんと俺も隣の駅へ。すると先ほどの女性がコールセンターの指示を受けながら操作して無事出力していた。

俺も同様に支援を受ける。なんと、原因はカードの裏表だった。

これまでそんなトラブルは皆無だったのに。更新された女房のカードが原因だったみたいだが、そんなことはネットのどこにも情報が無い。

最近、ネットトラブル対応とかを口実に頻繁にシステムを修正するJR。実は値上げやサービスの縮小があるのだけど、わかりにくさも意図的ではないかと勘繰りたくもなる。

役所の書類も同様だから日本的な現象なのかもしれない。

このままデジタル化を進めたら、大地震以上の災害が起きそうだ。

昨日のスケッチに彩色したら悲惨なことに。

空は青く、バラは赤かった。それがいけないのか?

過去の絵画を振り返ると、青空や夕焼けはほとんど無い。

フィレンツェで青空と夕焼けを見て疑問に思ったことだ。

そんな鮮やかな絵の具が無かった。めっぽう高価だったという事もあるが、それだけではあるまい。

浮世絵や印象派は青空を表現している。

夕方に近所の神社を描く。

面白かったが手は真っ黒に。

デジタルで彩色。

植物園へ

雲一つない晴天。ラジオでは何処そこでポピー3万本が・・とか、新聞には何とか農園で芝桜画などと、この時期にはお決まりのニュースが流れてくる。

出かけて行ってもいいのだけど、昨日のハードなテニスの後だし、2時間もドライブして入園料払って「まあ、たいしたことないな」で終わるのが見えているから、近場の植物園にバイク二人乗りで。

駐車料金もかからず燃費は往復で百円ほど。寒くも暑くもない限られた好天のみの特典だ。それと緊張感。

老夫婦散歩会場というぐらいに高齢者で賑わっている。

バラ園が満開なのだ。そんな記事もローカルで出回っているのだろう。

瀬戸内の島々を見下ろす絶景のバラ園。

何度も来ているが足を運ばなかった奥のアジサイ園や樹林を回って展望台まで。かなりのウォーキングになったが、ずうっと歩きながら植物よりも名札ばかり見ていた。

バラは多様に交配されていて凝った名前が付けられているけど、アジサイの多様さにも驚く。来月、花が咲いたころに来て、その違いを確かめたいものだ。幸い、年間フリーパス500円を購入している。

しかし、ツバキに朝顔とか楓に桂とか、そんな命名していいのか?

雨の一日

朝からの雨は次第に強くなって来て、暗い。外に出られない、というより出なくてもいい、終日部屋にこもっていても良い事が嬉しい。

目覚めたときに上半身がこわばっていた。昨日は特に運動してないのだけど、バイクの二人乗りで街に行ったので、いつもよりも強くハンドルを握っていたのだろうか。

一年ぶりの二人乗りで女房のヘルメットには埃が積もっていた。風が強くてポジションが安定するまで時間がかかる。畑峠から己斐へと定番のコースだが女房には新鮮だろう。まず、書肆翠で笹井さんの絵画展。

扉を開けてびっくり、昔、トルコ旅行で一緒だった画家Kさんが。

笹井さんとは古い付き合いだそうで、素描を2枚購入されていた。

次にREADAN DEATへ。バイクだと店の前にとめておけるから便利。

とても小さな趣味的な店で、どうやって食べていけるのかと女房は要らぬ心配をしている。子育てや老後の心配をしなければ好きなように生きられるのだけど、孫7人と持病を持つ俺が言えたことではない。

魅力的な本が揃えられているが「本は買わない」と決めたので記憶に努める。

図書館から借りるためだ。

できれば書評をブログに残して後日振り返れるようにしておくといいな。

知人を訪問して本棚を拝見するという機会がほとんど無くなった。息子たちの家ぐらいか、ちょっと寂しい。

横川に向かう途中で空鞘神社に立ち寄る。何十年とこの傍を通っているのに初めて中に入る。これもバイクの身軽さ。

この後に訪れた書店「本と自由」は閉まっていて、このいい加減ぶりには呆れる。

まあ「好きにしやはったらええやない」のだけど。

テキトーにええ加減で生きられる余地があるのはいい事だ。

今日は使わないカードの解約などもした。旅行保険の付帯とシネコン割引もあって加入したが使わない間に割引も消滅しているが、年会費だけはしっかり徴収されている。

こういう隙間、盲点から稼ごうとする。こんな出費が増えていくのだろう。

さて、時計を見れば夕方だ。何故かほっとする。

母の日だったからいろいろ届いている。そういうビデオ通話が控えているか。

 

未知との遭遇

昨日の作品のことを考えている。

息子世代の画家のポートフォリオを見ると、近代日本の洋画史を圧縮したような変遷が見られた。60年前のスタイルが新鮮で、さらにワイルドな方向に向かっている。

それが今、俺が再発見した面白さとピッタリ符合していて、そんなことを話すと的確な返答があって、さらに嬉しくなった。

30分以上、1時間近く話していたかもしれない。

今日もいい天気だった。近隣の風景をスケッチ。

上の廃園に向かったところで

こんなオッサンに遭遇。ショックだったので、その場で描いた。

いろんな想像をするが、前衛演劇のキャラだった。この地域からは完全に浮き上がっているから、どういう人なんだろう?

 

 

独立書店

インディー系の本屋が広島にもあるだろうと、以前に言っていたことを思い出して調べてみた。そのうちの2軒を訪ねる。

ReadenDeatは狭いけどなかなかにお洒落な店で、半分のスペースを陶器とポスターの展示に使っているから、本は個人の書棚を見るようなものだった。

それでもぽつぽつと来客がある。へえ~。

 

その店の近くにある「書肆翠」

この店の前を3回行き来したけど、わからなかった。やっと入ってみたら小さな画廊という感じで、すごくいい作品が並んでいた。

https://k-sasai-paintings.jimdosite.com/portfolio/

作者と懇談。そのことはまたゆっくり書こう。