2024-01-01から1年間の記事一覧

国東から別府へ

霧雨の周防灘は波静かでグレー一色の世界。「乳の海」というタイトルの著者を思い出そうとしているうちに、ふうっと眠りに落ちる。 朝5時前に高速に入った頃から降り始めた雨は一日続いた。 国東のお寺巡りだから雨も悪くない。 両子寺の参道。モミジの名所…

旅の計画

二日後に国東から臼杵、阿蘇を回る車での旅に出る。 天候のことやルート、道路の状態などをチェックして大まかな旅程を立てたいので、ストリートビューを使うと、もうほとんど行ってきたような気分になる。 移動の所要時間には1.5倍をかけておく。 フェリー…

無駄に生きてます

ここは出町柳だから街中だけど、こんな風景がある。 出町には安くて美味しい唐揚げ店があるから必ずといって良いほど足を運んでいる。 京都に住んでもいいなと思うけど、実家周辺は住宅地という環境ではなくなってしまった。しかし月に一度という別荘感覚は…

琵琶湖でサイクリング

昨夜も母は深夜に朝食を準備したり、1時半だから寝るように言っても聞かずテレビガンガン。 好きなように生きて元気なのだから自分のリズムでやれば良いのだけど、付き合ってる方はたまらない。だから天気が良くなり黄砂花粉も少しましになりそうと聞くと出…

雪舟

最近、何事にも消極的になっているが、今回の京都行きも、面倒だな行きたくないなと言うモードだった。だから国立博物館で開いたばかりの雪舟展も半ば義務的に出かけたのだけど、第1室でガーンと来た。清新で伸びやかな筆致、強いコントラスト。水墨画に在り…

郵便屋さんが転んだ

郵便屋さんが転んだ。 外から俺の名前を呼ぶ声がするので窓の外を見ると郵便配達のバイクがひっくり返っていた。起こしあげるのを手伝ったが重くて動かない。幸に向かいの若いお父さんが在宅していたので声をかけ、一緒に引き起こした。荷物も散乱したのでま…

排除しない、否定しない。

友人が宿泊したので、久々にキッシュやアヒージョ、山菜炊き込みなどご馳走を食べながら雑談。実年齢よりも20年近く若い風貌を誇っていた彼にも、あちこちに綻びが見えてきた。話題に病気が出てくるなんて考えられなかったことだが、同窓生だった坂本龍一が…

ヤブツバキ コシアブラ

不要なメールを削除しながら来週の京都行き予約確認メールを見たら、帰りが26日になっている。「ええっ!一週間、間違っている。」 予約期限ギリギリだったから慌ててキャンセルして取り直す。さすがに希望の時間帯は売りきれていて、帰宅が遅くなるのは嫌…

桜、桜、さくら

標高200mほどの黄金山、まだまだ桜が見事だった。 標高216mの音戸の瀬戸、高烏台(たかがらす) 桜はもう終わっていたけど、ここからの見ものは製鉄所跡だ。解体が進行中でこの景観も見納めになるのか。 呉市立美術館、芥川さんの「急ぐ人」 良い方だったな…

入学式

快晴、朝から礼服の親と制服の子供を見かける。 入学式か。 今日は車検。トヨタでなくて近所の店へ。マッハ車検とかで90分で済む。 町内の子町娘、ひのちゃんとひよりちゃんが中学の制服姿で帰ってくる。ウチの孫と同学年だ。写真が送られてきた。 息子と同…

旅程

切迫した夢を繰り返し見る。数秒間の猛烈な旋風、空間の歪み。CGと手描きで映像化しようとかも考えている。ベッドに持って入ってるタブレットでざざっとスケッチ。 窓の外も強烈な風が吹き続いていた。 フェリーの予約を確認してから、宿を比較検討する。一…

マックにさよなら?

とうとうiMacが息絶えた。 ウィンドウズ機に変更。久々に机の隅々を清掃。 マックは古いソフトを動かすためにOSの更新が出来ず、12年目を迎えて時々動作が不安定になっていたから、ファイルは外付けハードディスクに保存していた。 差し当たっての不都合はな…

花見、また

テニスで大汗をかく。やっと春になったな。 S大でのテニスは老齢や病気で不自由な方が増えてきて、ラリーが続かなくなり,あまり汗も流れなくなっているが、日曜のファミリーテニスは皆さん元気だ。 帰りは市内に出て、川岸の桜並木をドライブ。ホカホカと温…

もういいだろ、桜

道中の桜と「コブシの里」と銘打っている松が原のコブシを目当てにドライブ。 角寿司作りに参加した女房を待つ間にゆっくり散歩 アートっぽい 田舎に行っていた孫から、畑の中に落ちていた鹿の角の話を聞いて、調べたら、3月末に抜け落ちて生え変わるそうだ…

桜行脚

昼食後、女房はテニスに行ったので、近所の桜でも見るかとバイクで出かけた。 あちこちの団地で斜面に植えられた桜が成長して見頃になっている。 神原のシダレザクラは近隣でいちばんの古木だ。 ちょっと足を伸ばして五日市の植物園まで走る。 ヤマツツジの…

空手

昼食を食べ過ぎたので広域公園で運動。桜がほぼ満開だ。 山口県の桜名所はほぼ満開だが、一昨日に訪れた大島の千本桜だけはチラホラだ。 あちこち見てると海際の温暖なところの開花が遅い。 わからないものだな。 夕方、孫の空手教室参観でスポーツセンター…

降り続く雨

強い雨が降り続く。 女房の友人が絵画のグループ展を開いているので街の画廊へ。 直前の喫茶店前に置かれた馬のキャラクター。 昨日の花見で一緒だった彫刻家W氏の作である。30年以上も前に作った樹脂製だというがピカピカでツヤツヤ。 ギャラリーへは地下の…

島の桜はまだまだ

桜の開花情報って意外に少ない。目黒川や京都御所はたくさんの投稿で現状が知れるが、マイナーな所や若い人が行かないところは数年前のデータしかない。 帰宅後にそんなことを考えながら調べ方を変えてみたら、主要な見所の情報はあって、そこから類推すれば…

病院へ

7:45自転車で家を出て市内へ向かう。期待していた桜はまだこれからぼちぼち。 8:55日赤到着。10分後には採血を終えCTへ。9:30検査終了。 寒々としたリノリウムの床。もっとカラフルでもいいのに。 CTで着替えしなくても良いように上下スポーツウェアで。もち…

桂離宮

徹底した普請道楽と、それを維持するメンテナンスで桂離宮は群を抜いている。 そしてフォトジェニックだ。 水平垂直で「雑」が無い空間。こんな所には暮らせないな。 月見を風雅に味わう場所なのだから。 竹製の雨樋。昔の我が家もこれだった。大雨の日に近…

凹んだ

車を凹ませた。昨夕のことだ。 5歳の孫が近所のスポーツセンターで空手を習っている。一度見にいきたいと思っていて、ちょうど京都のお土産もあったからそれも渡したかった。 徒歩10分ぐらいの近さだから歩いて行けるのだが、折しも雨が強くなり土産が濡れて…

京都の8日間

京都でしたことを後日のために。 畳の上敷きを新しくした。母がほとんどの時間を過ごしている籐椅子で畳が擦り切れていた。それを新しくして椅子にはフェルトでクッションをつけた。 東福寺へオヤジの墓参りに。この日だけが晴れていた。 帰り道で少し別の道…

観光公害

京都で俺の知っている喫茶店といえばイノダか六曜社だったから、所用で人に合う場所をイノダと指定した。朝のイノダは周辺の商店主や勤め人が一息ついたりサボったりして、独特の柔らかい大人の世界といった空気があり、ひさびさにそれも味わってみたかった…

桂離宮へ

桂大橋周辺は数少ない身近な自然だった。それだけに思い出も多い場所だが離宮の存在を意識したのは50年前に大学の授業で訪れてからだ。 見せてやってる、という案内人の高慢な態度が印象に残っている。 公家の普請道楽で何を偉そうにとムカついたが、今は勿…

寒い京都

昨日から京都に来ている。雪の中を車で。山陽道で冬用タイヤの規制なんて、まさかの天気だ。 息子宅によってから実家へ。こちらでは普段以上にテレビを見るので大谷の野球や相撲、サッカー、 そしてコマーシャルなど久々に。母は相変わらず元気で居眠りばか…

クリストファー・ノーラン 卒業

クリストファー・ノーランの映画を続けて見ている。 アカデミー賞受賞の前からアマゾンプライムでたくさんアップされていたからだ。 夢の入れ子構造、過去と現在、未来の錯綜、地球外世界の時空の歪みなどを斬新な映像で表現していて、2時間半ぐらいの長編が…

評価

アカデミー賞の発表を前に日本からノミネートされるだけで大騒ぎ。ノーベル賞や映画祭、ピアノコンクールでもだけど、どうして外国の評価に一喜一憂するのか? そんな日本の姿が、井上章一の「つくられた桂離宮神話」で読み解ける。 圧倒的な欧米に文化面で…

廿日市のギャラリーへ

元の職場で退職した洋画教員の後任として昨年赴任した砂川氏の個展が開かれている。 若くて元気な氏の活動はあちこちから評判を聞いていたし、卒展でも会場に元気が漲っていて嬉しいことだった。 エレベーターの扉が開き、いきなりの大作にクラクラっとさせ…

剪定

クロガネモチがとても大きくなっていたので思い切り剪定しようと、電動のジグソーを手に登り、バッサバッサと枝を払った。 一杯についている赤い実が散らばって、踏むと赤黒い粘液が靴の裏にべっとりと付く。 太い枝を分断してゴミに出せるようにまとめるの…

自分って?

75x50cmほどの額入りジグソーパズルをもらったので、その裏面にジェッソを塗って木炭で自画像を描いた。 なかなかに凄まじいもので、1時間以上は描くのが辛い。見るのも苦しい。 毎朝、鏡で見る自分と自己イメージの違和感が増大していて、その補正が必要だ…