凹んだ

車を凹ませた。昨夕のことだ。

5歳の孫が近所のスポーツセンターで空手を習っている。一度見にいきたいと思っていて、ちょうど京都のお土産もあったからそれも渡したかった。

徒歩10分ぐらいの近さだから歩いて行けるのだが、折しも雨が強くなり土産が濡れてもいけないので車にした。

普段から滅多に通らない離合が難しい狭い道で、雨の夕方だから、嫌な感じがしていたが、三叉路で3台の車が鉢合わせ。

えらいことになったな、と後ろを見ると駐車場のスペースがある。そこで機敏に行動したのがいけなかった。死角にフェンスがあってズン!と軽い衝撃が。

ゆっくり考えて、下がるなら後方モニターを見るべきだったのに。

スポーツセンターで見ると荷室ドアの上部に直径3cmほど、下部に径8cmほどの凹みができていた。ガックリである。なんてマヌケなんだ。

車以上に俺が凹んだ。

 

おまけに空手教室は休みで練習も見られなかった。

 

帰宅後、ネットで凹みの修理を調べてみる。

熱湯をかける、吸盤で引っ張る、パテで埋めるなどいろんな方法が紹介されているが、

それに使う材料を扱うメーカーは「あなたでもできます」と肯定し、板金業者は作業の難しさから専門家への委託を勧める。

翌朝、早速に修理を試みる。カバーを外し、熱湯をかけながら裏側から木材を当てて押したり、くさび状に打ち込んだりすると、下部の大きな凹みはかなり戻ってきた。

塗装するとほとんどわからないぐらいだ。

女房は不満だろうけど、俺は「やったぜ!」だ。修理はほんとに楽しい。