2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレる

ECMのカバーデザインに惚れ込んでいた。いま、見直してもしびれる。 ブレとボケが多用された写真を真似て、合成してみた。 電気ストーブのガードにライトを当てて、スローシャッタでカメラを回しながら撮影。 何枚か撮って重ねたレイヤーを調整する。 これは…

LPレコード

担当している講義科目、だいたいは例年通りで流している。 昔、学生は新しくなるのだから同じことをやってもいいのだというY教授の意見に反発した俺が、講義内容を更新もぜずに繰り返している。 楽チンだもんね。 でも、それはいけない。未知へのチャレンジ…

卒業生からリサ・ラーソンのカレンダーが届いた。そうかクリスマスだったんだな。 右側は家にあった陶器の置物で、左はプレゼントのメッセージカード。2次元には見えないけど。 技巧的でなくってフォークアートの味わい。民芸ともポップとも違う、親しみの…

賤しい

直進と右折の車が信号の変わり目でちょっと際どいシーンになるのを見た。 その時、右折のセダンを運転していた初老のオッサンが直進のワゴンをにらみつけて、ねっちりした視線で後を追っていた。 自転車で信号待ちをしていた俺は、少しヤクザな雰囲気の男に…

いよいよ

解体工事が始まった。 自室のある2号館側は防音シートで覆われていて見えないので、時々4号館に行って眺めている。 いろいろな思いがよぎるけど、ともかく破壊を見るのが好きだ。 インドのシバ神は創造と破壊の対極を司る。しかも妖艶な若い女性。 来月末に…

12月が嫌い

曇って寒々とした或る日、悲しいことばかり思い出されて気が滅入っていた。 どうしてこんなに鬱な気分なのだろう?と、振り返ってみると 子供の時から、年の瀬、大掃除、新年など冬休みのあれこれが嫌だった。 拡幅工事で掘り返されている塩小路通りを兄貴と…

沈む一日

ことしもまたオブスクラ、やってます。 このDMと入り口のサイネージ映像を作っただけで、企画の主体を後輩に譲ったからほとんど聴衆のひとりという感じ。 昨年に「終わったな」と感じていたからスパッと身を引いても良かったのだけど 引き継ぎとサポートで続…

落語

中国新聞ホールで米朝一門の落語会を見た。 50年は経ってるな、と感じる建築。低い天井に狭い椅子。そこに老人の群れ。 広報からチケット販売まで時代遅れと不明瞭。 演者の前口上にも老齢化が取り上げられ、周囲を眺めてなるほどなあと落語界が直面する困難…

結婚式

甥っ子の結婚式に出席してきた。 ごく普通の結婚式のスタイルだったが、流された映像(4本ぐらいあった)は新婦や友人による手作り。 メニューなどのプリントも自作だった。尋ねてみれば美術短大の出身。なるほどね。 新郎新婦の双方から1名ずつの歌唱があ…