2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桂離宮

徹底した普請道楽と、それを維持するメンテナンスで桂離宮は群を抜いている。 そしてフォトジェニックだ。 水平垂直で「雑」が無い空間。こんな所には暮らせないな。 月見を風雅に味わう場所なのだから。 竹製の雨樋。昔の我が家もこれだった。大雨の日に近…

凹んだ

車を凹ませた。昨夕のことだ。 5歳の孫が近所のスポーツセンターで空手を習っている。一度見にいきたいと思っていて、ちょうど京都のお土産もあったからそれも渡したかった。 徒歩10分ぐらいの近さだから歩いて行けるのだが、折しも雨が強くなり土産が濡れて…

京都の8日間

京都でしたことを後日のために。 畳の上敷きを新しくした。母がほとんどの時間を過ごしている籐椅子で畳が擦り切れていた。それを新しくして椅子にはフェルトでクッションをつけた。 東福寺へオヤジの墓参りに。この日だけが晴れていた。 帰り道で少し別の道…

観光公害

京都で俺の知っている喫茶店といえばイノダか六曜社だったから、所用で人に合う場所をイノダと指定した。朝のイノダは周辺の商店主や勤め人が一息ついたりサボったりして、独特の柔らかい大人の世界といった空気があり、ひさびさにそれも味わってみたかった…

桂離宮へ

桂大橋周辺は数少ない身近な自然だった。それだけに思い出も多い場所だが離宮の存在を意識したのは50年前に大学の授業で訪れてからだ。 見せてやってる、という案内人の高慢な態度が印象に残っている。 公家の普請道楽で何を偉そうにとムカついたが、今は勿…

寒い京都

昨日から京都に来ている。雪の中を車で。山陽道で冬用タイヤの規制なんて、まさかの天気だ。 息子宅によってから実家へ。こちらでは普段以上にテレビを見るので大谷の野球や相撲、サッカー、 そしてコマーシャルなど久々に。母は相変わらず元気で居眠りばか…

クリストファー・ノーラン 卒業

クリストファー・ノーランの映画を続けて見ている。 アカデミー賞受賞の前からアマゾンプライムでたくさんアップされていたからだ。 夢の入れ子構造、過去と現在、未来の錯綜、地球外世界の時空の歪みなどを斬新な映像で表現していて、2時間半ぐらいの長編が…

評価

アカデミー賞の発表を前に日本からノミネートされるだけで大騒ぎ。ノーベル賞や映画祭、ピアノコンクールでもだけど、どうして外国の評価に一喜一憂するのか? そんな日本の姿が、井上章一の「つくられた桂離宮神話」で読み解ける。 圧倒的な欧米に文化面で…

廿日市のギャラリーへ

元の職場で退職した洋画教員の後任として昨年赴任した砂川氏の個展が開かれている。 若くて元気な氏の活動はあちこちから評判を聞いていたし、卒展でも会場に元気が漲っていて嬉しいことだった。 エレベーターの扉が開き、いきなりの大作にクラクラっとさせ…

剪定

クロガネモチがとても大きくなっていたので思い切り剪定しようと、電動のジグソーを手に登り、バッサバッサと枝を払った。 一杯についている赤い実が散らばって、踏むと赤黒い粘液が靴の裏にべっとりと付く。 太い枝を分断してゴミに出せるようにまとめるの…

自分って?

75x50cmほどの額入りジグソーパズルをもらったので、その裏面にジェッソを塗って木炭で自画像を描いた。 なかなかに凄まじいもので、1時間以上は描くのが辛い。見るのも苦しい。 毎朝、鏡で見る自分と自己イメージの違和感が増大していて、その補正が必要だ…

雑然

先日、元同僚と近隣の山を歩いた。 彼は色々と思うところがあったようで、近況や元職場の様子、読書の感想など、たっぷりと話した。 退職から3年が経って毎日の過ぎ去る早さや、老化を感じることは同感の至りであるが、胸焼けの検査で胃カメラを呑み、胃の上…

誕生日

暖かな日差し。日替わりの天候で服装に迷う。 午前中は楽器を弾いたり、自画像を描いたり。髪が伸びていたので、散髪。電動バリカンで6mmに揃える。 今日は誕生日=結婚記念日なので久々に(と言っても2年も経っていないが)卒業生がやっているレストラン「…

それは www.instagram.com 画家として活躍されている卒業生のMさんは石のコレクターでもある。この度インスタでまとめられたので、ご紹介。 瑪瑙の原石を求めてあちこちの海岸を歩いているが、現地の人も知らないようなところで、求める人にだけ見えてくる世…

寒い3月

3月に入って寒い毎日が続く。 それでもテニスコートを走り回れば、軽く汗もかく。そして一杯やれば天国だ。 こうでなくっちゃな。 我が家の梅が満開だ。もっとたっぷり眺めてやらないといかんな。 花樹は意外に短命だ。 桜は人の寿命ほどだから、戦後に植樹…