廿日市のギャラリーへ

元の職場で退職した洋画教員の後任として昨年赴任した砂川氏の個展が開かれている。

若くて元気な氏の活動はあちこちから評判を聞いていたし、卒展でも会場に元気が漲っていて嬉しいことだった。

エレベーターの扉が開き、いきなりの大作にクラクラっとさせられた。

ギャラリーを斜めに横断するこの壁も氏の手作りだ。壁の裏面を見て、ひょっとしたらと思ったが、さすがリフォーム業界の経験が生きている。

ターポリンの上にマスキングして手塗りで彩色されている。こういった技法は俺も経験があるから、それらの素材選択について詳細な説明を聞く。

壁の裏面にはコンセプチュアルな作品が並んでいたが、概念よりも歴史や素材の話が面白かった。

明日のトークショーを前に気合が入っていたのかもしれない。エネルギッシュなトークに圧倒される。

我々の子供世代(それよりちょっと若いかな?)の元気を見ると嬉しくなる。

1時間以上、あれこれと雑談。午後のテニスがあるので帰路に着いたら、2号線バイパスは大渋滞していた。

廿日市はなかなかの大都会だ。海が近く、光が強い。同じ広島とは思えない。

2、3度、運転操作や判断で危ういことがあり、女房はヒヤリとしていた。話しながら、とか聞きながらといった「ながら運転」が難しくなっている。

暖かかったけど、緊張するように午後のS大テニスへはバイクで行く。

メンバーはみな年取ってきて、「今日はこの辺で」と早めに終わるようになってきた。暗くなるまでボールを追いかけていたのにな。