きょうもほとんど家に居て、部屋の中で遊ぶ。
昨日見たゴッホが気になって、家の画集を開いたりネットで較べたり。
結局、展覧会のチラシが一番色再現できているという結論に。
厚塗りで相当にデコボコしている画面だから、撮影は難しい。照明によっても色は変わる。
先日の福岡の展示作品は、どれもが修復したばかりかと思えるほど鮮やかだったが、今にして思うとライティングのせいかもしれない。
そんなことを考えていると4年前にローマの国立博物館で見たリヴィアの部屋で照明が微妙に変化して夢幻の趣を演出していたことを思い出した。
システィナ礼拝堂は綺麗になって(画集で見た感動と余りにも違ってしまったので)もう見る気がしなくなっている。印刷物で決定的な印象を形成した世代なのだ。
安物のラジオで聴く音楽でも感動できるのだから
実物や複製、再現の正確さなど、あまり気にすることは無いのかもしれない。
本物を見たことがないのはそれほど致命的なことではなくて、もっと大切なことがあるんだな。
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写真のプリントでやるように、再現するとき、ついつい「くっきり鮮やか」にしてしまう。右側。