ギラギラ夏日

今日は分子標的とかいう点滴を受ける。前回は6時間もかかった。
朝から強烈な陽光が車の中に射し込む。
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病院、とくに診察室周りは閉塞的な作りになっている。屋外が見えないって耐えられないことじゃないだろうか?わずかな隙間から見える外界。
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街中の高層マンションなどに住んだら、生活の感じ方、考え方が変わるのだろうか。だとしたら一度試してみたくもある。
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病院の裏口からパーキングへ抜ける通路。強い逆光に照らされて、典型的な病院的な光景、つまりリノリウムの床。どうしてこんな味気ない素材を使うのか?と思ったら、なんと歴史あるナチュラル素材なんですねえ。積極的な理由があったのか。
観葉植物のバクテリアも危険だという病気の人も居るわけで、リゾートホテルみたいにはできないのですね。
本日の点滴は4時間半と快調。オリンピックの中継で水泳や球技を見ていたら、すぐに終わった。ロンドンオリンピックをこんな風に見るとは。ベッドで点滴を受ける難病の老人たちの彼方に、美しい肉体が超絶技巧で躍動している。
音量は下げてあるので、オリンピックが嫌いになる最悪の言葉、「メダル」と「悲願」の連呼が聞こえないのも嬉しい。
50人ほどを収容できる処置室には10名ぐらいの看護婦さんがキビキビと働いていて、旅客器のアテンダントみたいに見えてくる。エコノミー症候群のことを連想して、しっかり水を飲みトイレに何度か立って、ベッドに固定しないように心がけたら、とても楽だった。
持って行った文庫本はほとんど読まなかったけど。
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夕方の入道雲。マシュマロマンみたいだよと女房に言われて窓の外を見る。
いまにも襲いかかりそうだが、程なくして消滅。雲や蝉声、今のうちに味わっておこう。