京都建築散歩1

マンガ・ミュージアム
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実家から岡崎の美術館や左京のあたりへ行くときはいつも(当然、自転車ですが)新町を北上して御池を東の端まで走る。だから烏丸御池は必ず通過するのでこのミュージアムは常に見ているのだが、多くの寺社と同様に「またいつか」で通り過ぎていた。
新年度から、教員としてこちらのスタッフをお招きすることになったので、館内を拝見しておくことに。芸術センターなどと同じく、ここも小学校を改装したもので、上質な素材で丁寧に作り上げられていて、長い年月を経ても全くやつれたところがない。
富裕な市民が多く住んでいた中京では潤沢な寄付によって、考えられないほど贅沢な小学校を建築した。俺の母校などは昭和30年代の道路建設で移転して造り替えられたので、ものすごく貧相なものだ。まあ、俺ところみたいな貧乏人がほとんどだったから仕方ない。
コスト削減ばかり唱えている昨今だが、お金をどうのように使ったら良いのか、よくわかりますね。
ところでこのミュージアム。大人は800円と安くないけど充実の展示とコレクションで、来館者はかなり長時間滞在してしっかり読み込んでおられます。
ワタクシはフランスマンガ、エンキ・ビラルを見て「オゥ!」
先日、映画館で「ドラゴンタトゥの女」を見たのだけど、これまでにないヒロイン設定とファッション性に痛く感動した。それで原作の文庫本を立ち読みしてみたが、いまひとつビジュアルの要素は感じ取れない。どこからあんな世界が・・・?と思っていたところにエンキ・ビラル
何と何と、このフランスマンガの空気が映画と同じだった。
胸のつかえが取れました。