草間彌生 展

ちょっと関西に行ってきて大阪国際美術館での展示を見たので、ご報告。
大阪駅からは不便な所でしたが、近くにオープンしたリガロイヤルへのシャトルバスに乗ると楽ちんです。それに無料、しかもロビーには草間作品もある。
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まず持って観客の多さにおどろき。平日の午後だから閑散としていると思っていたら、とんでもない。若い人からオバチャンまで大人気。
3カ所に写真お撮りくださいコーナーが設けてあってサービスも満点。
ほとんどが新作ということも驚いた。ますます旺盛なクサマさん。往年の毒気が抜けてポップがはじけてこのブレイクとなったのだろうか。
このオブジェや素描のシルクスクリーン化、鏡張り空間など、ディスプレイに長けたスタッフが強力にサポートしている。そんなことでも彼女の生々しさがアク抜きされ中和されているのだけど、元々の不潔でおぞましくて、とても手で触れられないような造形も言葉も展示には無い。
俺としてはそんなものよりも今回の作品の方が好きなんだけど、やはり寂しい。
ホワイトアウトしたような現代美術展示空間に余りにも溶け込み似合い過ぎている。
クサマグッズにも、そんな諸々が反映されていて、「まあ、カワイイ!」と手に取りたくなるものがいっぱい。実際、良くできていて高くなかったら買ってますけどね。
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中之島もすっかり洗練されて東京みたいになってしまった。
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キムチを求めて鶴橋へ。
屋台でチジミを食べて大阪らしさを取り戻し、ひと安心。一目散に京都へ。