病院

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庭の緑が目に沁みる。
くらくらしてしまうほど。
こんな経験は無かったのだが、おそらく無彩色の空間に10日間も籠もっていたからだろう。

緑に圧倒されて午前中ずっとデッキチェアに座って眺めていた。
すっかり病み上がり気分になったので散髪に出かける。
以前にもまして銀色が濃くなったように思われるし、禿げてくるというのは無くなるということだ。
それを思い切って10mm以下にまで短くすると、短いのであって無いのではないというポジティヴな気持ちになれる。攻めの気分というか。
ま、どんな髪型にしたところで誰も何も気にかけないのだけどね。

自分でもびっくりするぐらい短くしてくれとオーダーして、マッサージなどもしてもらって店を出ると、効果てきめんにパワーが甦ってくる。
この馬力でアストラムに乗り紙屋町に出て学生たちが出しているグループ展や、昨年まで関わっていた絵画教室の人たちの展示を見に行った。
気候の良さにも助けられてリフレッシュ。やはり相当に足が弱っているのでリハビリを心がけねばならないぞ。

帰りにユニクロに寄る。
そのとき気付いたのだがきょうの俺は全身ユニクロでかためてた。
アルマーニを着てアルマーニのショップに入るのはどんな気分かわからないが、無印でもラコステでもユニクロでも、こういうのは顔が引き攣ってしまう。
そこをこらえてサマージャケット購入。
最近ユニクロに傾きすぎているが、俺はユニクロ1号店が広島でオープンしたときからの支持者なのだ。
欠点は日本中に拡大して売れまくっていることだけ。
カローラと同じだね。
俺にはブランドへの信仰がほとんど無い。価格とクオリティが正比例していれば文句は無いのだが。
その点、自転車は正直だ。20万円で最高級品が手に入る。
しばらくは自転車もお預けにして電車利用になるだろうけど。
明日から新しい俺になる、かな?