歩く

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早朝からの強烈な陽光に、自転車通勤の意欲はすっかり萎えてしまった。
この数日、帰ってビールでダウンという状態が続いて、少し休んだほうがいいなとは感じていたので、迷わずアストラムへ。
シャツのすそは外に出して、足元はサンダル、テラテラに日焼けした頭には麦わら帽子と南アジアの気分で歩みもゆっくりと。
ひと駅前で降りて太田川の橋を渡る。
川面を渡る風はひんやりとして渋滞する車の排気ガスを払ってくれる。
昨夜上流で夕立があったらしい。水は濁っていて、底が見えない。

帰りはいっそう日差しが強く透明になって、両岸の木々が泰西名画風にきらめいている。
取り立てて言うべきことの無い、何でもない一日だったが、とても貴重な時ー自分がいま生きているというリアリティをひしひしと感じさせられる。
どんな芸術作品も「樹木を照らす陽光」の美しさにはかなわない。
(その意味でも、息子の1人が樹木のメンテナンスを仕事にしているのは、とても嬉しいことだ。)

電車を降りて自宅への坂道を登ると、ヒグラシの合唱、成長した稲と高原気分。
かなり恵まれた通勤ルートなのでありますね。

雑用ばかりの季節になり、情けないことに相変わらず創作へのモチベーションは高まらない。
アンコールワットでも見に行こうかな。