モロッコは遠い


関空に向かうハルカの後部席からアストラムの話題が聞こえてきて思わず耳を澄ます。80歳代の女性二人が旅に出るようだ。その元気さがこちらにも伝わって気分が高まってきた。
中継地のドバイまで11時間。広い機内と空き席、可愛い幼児や美味しい食事で快適。エミュレイツ恐るべし。さらにカサブランカまで8時間以上、シナイ半島スエズ運河と光景が地図と重なる。
反対側の席だったらピラミッドが見えたかも。
ナイルやチュニジアは緑が多く、文明を支えた背景がはっきり見える。
ハンニバルが好きだった。もうひと押しでローマ倒せたのに。

20時間近くもかけて到着したのに入国審査の鈍臭いこと。
ツアーは13人。旅慣れた若い女性が多い。

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青い街、シャウエン。ウェブ検索するとこんなのが。
写真を撮る意味を考えるには良いところだ。
近年に人気急上昇だという。
実際のブルーはもっと落ち着いているがディスプレイでは鮮やかさが倍増する。
印刷で一番失望させられるのは青だ。ネット以前ならさほど注目されなかっただろう。
そこにシャウエンの人気の秘密があると思う。
洗練や技巧とは程遠い、青い塗っとけばいいんでしょみたいなワイルドさ。手作り雑貨がカスバになった。その画像がネットで拡散する。
こうして俺もお手伝い。
釜山の 美術村を思い出す。