進路説明

高校1年生に進路を語るというので、海田周辺のK高校へ。
8時半集合で渋滞が予測できないから本日はアストラムとJR。人並みにラッシュを味わい、高校は駅から2kmあったが時候も良いので歩くことにする。
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卒制図録を配って分野の説明。美術は素敵で大切なものだよと50歳近くも若い世代に語りかける。
10年後は誰にも予測できないから、目先の実利で判断せず、知識を詰め込み体力を養って、これからの80年を楽しく生き抜こうと励ます。そのころ地球人口は80億人だ。
「将来どんな仕事につきたいのか」を中高から意識させようとしているが、愚かな事だな。
創造的で柔軟であることが最大の対策になるから。
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帰路、海田駅周辺の古い町並みを歩き、眺望の良いお寺から海を見る。
山陽道が走る100年前の風景が想像されるが100年後は全く想い描けない。その頃のこの辺りは落ち着いた素敵な町ではないように思えるのが悲しい。
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往路の電車は最新型で喜んだが、乗ってみると作りが安っぽく走りも印象に残らない、がっかりするものだった。帰りはチープな黄色で塗固めた真っ黄(末期)色と呼んでるボロ電車。運転席の重厚さ、ブレーキを操作するレバーも太い樫と真鍮製の頑丈なもの。これでプシューと圧搾空気を制御する。やっぱりこれだ。軽いレバーひとつで液晶画面を見つめる最新型なんて運転とは言えない。
日本で一番古い電車が吹き溜まっている地域だけど、見直したね。
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新白島の駅にもだいぶ慣れて来た。新しいほど良いという畳の文化の建築で、とても50年後に存在しているとは思えない。
近頃、広島も大きく変わって来たなと感じるが、なんて事は無い関東や関西に遅れながら似て来ただけじゃないか、というのが本日の結論です。