国芳 フードフェス テニス

最終日の前日に歌川国芳展へ。
この数年間、全国を巡回していたようでネットで画像検索すると沢山の作品、それと展覧会ポスターで検索しても豊富なバリエーションが見られる。
ついこの前まで学生に北斎漫画を使ったアニメーションを作らせていたので浮世絵に波長が合っていた事もあるが、この国芳は楽しめた。
高い画力、構成力で描かれた様々な妖怪退治のシーンをそのままCG特撮映画に持っていけば凄い作品になるだろう。もともと大衆を楽しませるために作られたものだから肩の凝らないものなのだが、細かな描き込みを丁寧に見ていると背中が痛くなった。眼鏡を上げ下げしながら頭を前後させるという姿勢を1時間も続けたからだろう。老眼の強い女房は特に辛かったようで、館内で肩を揉む。
北斎といい、国芳も西欧絵画の透視図法を縦横に使って大胆なカメラワークのような画面を作り出している。この後、すぐに江戸幕府は滅んで明治は国策として西欧文化を導入する事になるのだが、いち早く江戸末期の人々は外国文化を栄養にしていた。美術だけでなくあらゆる方面でこういう対応ができていたから欧米に遅れる事がなかったのだろう。
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県立美術館から近くの広島城一帯で開かれているフードフェスティバルへ。
とても多くの人出でビールやワインを手にして歩いている人も多い。食べるだけなら限度があるから1時間も居られないだろう。カゴメが出していたトマト煮が安くておいしかった。
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ご無沙汰だった母への絵ハガキを再開している。孫の写真になったりこんなアブストラクトになったりといろいろ。
テニスにも靴を新調したり、気合いを入れてるが近頃フォアハンドが打てない。
ということで楽しい週末だった。この陽気、いつまで続く?