暑い時は何もしない

疲れているな。何をしても30分と続かない。

粘土、楽器、読書、映画。だらだらと夕方になる。気温は30度、夏だ。

ちょっとだけ近所を散歩。

f:id:mhorio:20210608215110p:plain

大きなレンズをつけたカメラを手にしていると、じっと立ち止まって風景や植物を見つめていても怪しまれない。

もっとゆっくり見たかったらスケッチブックになるな。

f:id:mhorio:20210608215853p:plain

夕方は特に写真向きだ。

f:id:mhorio:20210608220046p:plain

あれ、コスモス?

f:id:mhorio:20210608220233p:plain

「何を撮っておられるのですか?」と犬を連れたご婦人から声がかかる。

「石垣ですよ、とても丁寧に作られてます。」

「毎日、歩いてますが、そんな風に見た事はありません。」そんな会話を少し交わす。

営々と石を積み上げて耕作地を作り、何百年も生きて来た人々の暮らしが石垣から偲ばれる。文化であり芸術だ。

f:id:mhorio:20210608221324p:plain

夕日を浴びて強いコントラストを見せる樹木。昔から大好きな光景。

 

映画「アラビアのロレンス」を少しずつ見ている。

アカバの攻略シーンを見て、どこかと調べるとシナイ半島の東端だ。

f:id:mhorio:20210608222032p:plain

これはGOOGLEだけど、ほとんど同じ光景をドバイからカサブランカへの機上から見た。映画のロケ地もこのルート上にあって、アトラス山脈やサハラの光景が思い出される。今もくすぶり続けている中近東。大国の思惑に翻弄される悲劇。

f:id:mhorio:20210608222918p:plain

アカバの近くで「?」と目を引いた映像。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  砂漠に幾何的に並んだ円形の模様。「何だ、これ?」と調べて見る。

f:id:mhorio:20210608223201p:plain

アラビアの砂漠は、はるか昔は緑の大地だったそうだ。

地下深くから水を吸い上げて直径1kmの円形スプリンクラーで水を散布している。

シベリアを通るヨーロッパ便からも巨大な円形が見えていた。

その正体は今もわからない。