遺伝するものですなあ。
班ごとに基調色を分けて、色からの発想で描くようにした。
ここはブルーで、水族館をテーマに学生たちは描いていた。用意した塗料は青、赤、黄、黒、白だけ。
大きな面を塗ってからは個々に自分なりに描いていく。
各班のカラー、そして担当教員の関わり方が出てくるところが面白い。
学生も教員もさすがの力量だ。
予想以上に描画のスピードが早く、また塗料の消費も早く、急遽、塗料を買い足しにDIY店に走る。
数少ない男子学生の活躍が目立つ。ベトナムからの留学生ホワン君の動きには感服。
描くことが好きな学生が集まっている。卓越した能力を活かす場がこれから増えるはずだが・・・・
この提案は学生からも大いに支持されて褒めてもらった。
この壁は卒業生とその子供達が描いた。
地下に降りる陰気な空間が一変してパラダイスに。
毎年の行事としてやれば良かったのにと卒業生からのコメント。
全くその通りだ。
釜山の甘川、モロッコのシャウエン。色彩とペイントで世界にアピールした街への訪問がこの提案の背景にある。
勤務して40数年になるが、これほどうまくいった授業は初めてじゃないかな。
これほど丁寧に準備した授業も無かったかもしれないけど。