8時ごろに職場へ向かう。
狭隘部での高校生の自転車群との擦れ違いは際どく回避。
こういう駆け引きも今日で最後だ。
職場が視界に入ってくると今日の手順を思い描いたりして、こういうことも最後なんだなと思う。
授業が始まってしまうとドタバタの連続で、講評会は10分もオーバーして終わった。
やれやれ、とうとう終わったかと思った時に、一人の学生が花束を持ってきてくれる。
定型だけど心のこもった「送る言葉」
え!っと驚く。1年生たちと記念撮影。
同僚教員が配慮してくれたようだ。勤続44年を示す4本指サインをしてくれている。
上の実習室では2年生や卒業生が来ていた。数多い卒業生の中で最高のアホを自認するK君が東京から「コロナを届けに」来てくれた。
部屋に戻って「最後のお弁当」を食べると、かすかに胸に込み上げるものを感じた。
感傷に浸りたかったがそれは帰宅後に酒でも飲みながら、と控えた。けれど孫の来襲日でそれどころではなかった。
今日1日ですごく年老いた気がする。というか、年老いた自分を自覚、確認した。
残された時間は長くないぞ。