過去を振り返る

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前回にアップした掘割の写真を見た卒業生MTさんが描いてくれたスケッチ。
見事なものです。
いまの学生には絶対に描けない。
もちろん、当時の(40年前!)学生でもこれほど描ける人は少なかったけど、テクニックの問題じゃなくて価値観や憧れの変化で、そのように思う。
でも、これが古臭いと思う人は居ないだろう。

俺は音楽をよく聞くけど歌唱でも楽曲でも求めているのは肉声だ。職場ではCGを教えているが手描きや手仕事が基本であって、最終的に動画にする時にデジタル機器(コンピュータ)を使う。
まあ、実際はそれほど単純じゃなくて自分の中でも混乱分裂しているのだけどね。
美術と視覚伝達の境界を右往左往している。

次年度に何をするかと資料を探して部屋を掻き回していたら、久々に古いフィルムに再会した。
専用のスキャナーで読み込むとプリントのように再現できた。
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自分で現像までしていたフィルムの解像度=情報量に感心する。
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懐かしいけど戻りたいとは思わない。
既存の制度に自分を合わせていたから、かなり逆戻りしていた。
それを楽しんでいたので後悔はないが、客観視するとバカだったな。

古いものを片づけているとそういう感情が現れては消えて、あまり精神的にはよろしくない。
これまでにやったことがないことに挑戦して前向きに生きよう。