去来

孫の世話、母の誕生日、入試とかでドタバタとした毎日、朝夕の自転車通勤の光景を味わうことで安らいでいる。生い茂ったクズやススキを刈り取った後に鮮やかな緑の小さな草が密生。
秋の新緑。
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女房のスマホにはあちこちから孫の映像が送られてきて賑やかだが、俺にかかってきた電話は伯母さんの訃報だった。
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97歳だから大往生だけど、7年前、老人ホームを訪ねた時はシャキシャキと動いておられたが・・
以前は岐阜に住んでおられたから、子供の時から再々訪れていた。
自動車修理の工場を経営していたご主人はウィリアム・ホールデンそっくりの良い男ぶりで花火大会に連れて行ってくれたりしたな。
免許証にはすべての車種に丸が付いていて、つまり何にでも乗れた。そういうことにも男の子は憧れる。伯母さんは小柄なオカメ顔の地味なタイプで、路上で酔っ払いがひっくり返っていても声をかけ肩を叩いてあげるという優しい人だった。
若い時は苦労したようで、わが身を犠牲にして8人兄弟を支えたと聞いたことがある。
ご主人が亡くなり、使わない車を譲ってもらえることになったので女房と岐阜に行った。
結婚前のことだから40数年も昔か。
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岐阜からの帰り道でのスナップ。
コロナのハードトップ。これで広島に来て毎週あちこちを回ったものだ。
長男の出産前に俺が持病で入院した時、さっと駆けつけてくれて女房を支えてくれたこともある。
俺の母の姉に当たるが聖女のような人だといつも言っていた。

年の瀬が近くなり喪中のはがきがたくさん届く。
生まれる子もいれば去っていく人もいて、しみじみした秋です。