アニメーションフェスティバルで凍りつく

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二年ぶりのアニフェス。
相変わらずのスタッフが、いつもの場所で同じようなことを繰り返していて、それは結構なことではあるけれど、「?」も相変わらずのままである。
まず、館内はめちゃくちゃに寒い。セーターが要るぐらいだ。
白人は半パンで平気な様子だが、彼らに合わせてるのじゃないか?
フェスティバルの運営自体が欧米基準だからな。
今回もコンペへのエントリーは日本が最多だけど予選通過はゼロ!
そんなにアニメーションが低調な国だったか?

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場内に一般市民の姿は(俺が見たところだけど)ほとんど見られない。ブースの当番に来ている学生を急き立てても見に行かないしな。(これまた信じられないことなのだが)
いま県立美術館で開かれているジブリ展は若い家族連れでいっぱいなのに。ズレまくり。
こういうことを言ってる俺自身がアニメーションをアートと位置付ける欧米のスタンスで、何とかして学生を「美術」に向かせようとしているが出来ない。ズレてる。
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冷え切った体を温めようと昼は裏手の川側に出てお弁当を食べている。
台風前の空は異様に澄み切って非現実的ですらあった。
市内のマンションに住む人と郊外のケチな団地とでは同じ広島でも暮らしやイメージが違うだろうな。

今回のアニフェスはエストニア特集とかでプログラムの3分の1が埋められている。
やり過ぎじゃないかと思うが、ひと世代前の重鎮作品は陳腐化してインパクトが無く、俺の世代以降はVimeoなどWEBにアップしているから、会場に行く必要性が少ない。
それに暗くて寒い館内では半分ぐらい居眠りしていて、ハッとしても見直せない。

先週から出ずっぱりでくたびれているから過剰にネガティブになっているのだろうけど、若いひとの作品はとてもいい。大会の運営委員を若い世代にズバッと入れ替えたら良くなる。絶対に。