一段落

明日からのセンター試験に備えて今日の授業も無いから家でのんびり。
でも自宅前の道路工事で騒々しい。
今日中に仕上げるそうで、パワーショベルやロードローラーなど働く車が動き回っている。
孫が見たら大喜びする光景だ。残念。
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卒業制作展で上映する学生作品のブルーレイディスクを作る。
早めに締め切りを設定しても結局は最後の最後までもつれる。まあ、そういうもんだけどね。

完成した学生作品の幾つかはゲームまがいの、美術として評価しにくいものだ。
「動く絵」として映像を捉える人の理想は絵画だ。
写真もそのようにして発展してきた。CGもその延長にある。
もちろん、ここでいう絵画は西洋画、油絵の具で描かれた絵のことだ。
俺の立ち位置はここにある。
戦後、ポコポコと誕生した美術大学は西欧の美術をベースにしていて、比治山の美術科でも一時は実技試験の課題が人物だった。
思い出すと夢のよう。
既存の美術には懐疑的な俺だったが基盤にはアカデミックがあり、それへの反発として自分が居た。
そういう前提が過去のことになりつつある。
だから、美術が終わったとか次世代への移行とか言ってるんだけど、職場でのポジションは新旧の価値が混在してぶつかりあう場で、そこで何とか新しい価値や技術に適応しようとしている。
いわば最先端の最後尾。
そして付け焼き刃の宗旨替えだから根が浅く、本気ではない。客観的と言えなくもないが、さほど価値を感じていない領域には安住できないものだ。
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というようなことを考えていたら、ブルーレイが出来上がった。
50インチの大画面で見ても鮮明でB級CMなら立派に使える品質だ。
こういうのが作れるのだから地元で仕事があるといいのだけどなあ。