受容の日々

この数日、ちょっとペシミスティックな気分。
友人が京都から訪ねて来てくれたり、街にご馳走を食べに出たり、孫と郊外を散策したりと優雅に暮らしていて、空は晴れ渡り、金木犀が香って最高の季節なのに、リアリティが乏しく影が薄くなって行くような気分に包まれている。
化学治療の周期では白血球が少なくなり免疫力が低下する、そういう時期なのだが、これに「秋の深まり」が加味されているのだろうか?
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きょうは家でおとなしく過ごした方が良さそうだが、外は快晴だ。そこで、庭に出て背中を陽光で温めながらiPadを触っている。
(室内の二階よりも無線LANの状態がいい、ー何故だ?)
茫然としながら山を眺めていると、目の前に野鳥が飛んできた。
早速に画像検索してみるとヤマガラジョウビタキみたい。
いよいよ人の気配が自分から消えているのかもな。
日向で身動きもしない。100%老人だ。
来年生まれる孫は男の子らしいので、二人を助さん格さんにして全国行脚をする、というのが当面の目標なのだが、こんなに枯れてしまってはお話にならないぞ。

ただこういう時は読書や音楽鑑賞にふさわしい。
久々に文庫本6冊、3000ページを読んだり、枕元にCDを並べて、しんみりと音を感じたりと、受け入れる態度になっている。こういう時があってもいいんだ。