タオル帽

久々の近況報告です。
5回目に入って、ほとんど同じパターンを辿っていることがわかってきた。
いろいろ出てくる1週目を何とかやり過ごそうとしてしております。
やはり孫の子守、これが一番の処方箋ですな。
そして食事。これも献立がピタリと合ってしっかり食べてる。
先日、次男から荷物が届いて、そのなかに「タオル帽」の型紙が入っていた。
サンプルも同梱されていて早速に女房が二つ作成。
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オリジナルを変えて折り返しを大きくとって、好きな位置で折り曲げるようにしたので
エスニックになったり、下段のようにロシアのおばさん(構成主義ロトチェンコ風で)にもなる。

こんなダサいのいやだな。と思っていたが被ってみたら止められない。
脱毛したところは脂じみて汗も浮かぶし、ただ禿げただけでなくけっこう不快なのだが、
それを回避できるし、室内作業でも頭を保護してくれる。
副作用に悩まされた人が考えたというだけのことはある。小さなタイプも作ってもらって帽子の下に靴下みたいにセットしておこう。

息子からのパッケージには昭和13年の京都周辺図と文庫本「日本の地形・地質」も入っていた。
俺の嗜好が掌握されている。
50年前まで京都市の周囲はべろんとした単調な田畑に囲まれていた。地図を見ながらその風景の断片を思い出して、あのころの日本を見てみたいと切実に感じた。

「経済的発展」と引き替えに世界中で失われていく、とても貴重なもの。シンプルで素朴な暮らし。
「世界にはばたけ若者よ」という記事を新聞で読みながら、そういうタイプでない若者の苦境を想う。
ふと「谷間に三つの鐘が鳴る」という歌を思い出した。
誕生、結婚、死去の鐘で一人のささやかな人生を歌った往年の大ヒット。
アメリカにもあんなヒットがあったのだなとネットで調べたら、なんと元はシャンソン。ピアフが歌っている映像もあった。

ということで、閑にまかせてふらふらをしながら、来月の展示に向けて案を練っております。