トルコの旅1

帰国して48時間が経つのに、まだ時差ボケで朦朧としているけれど
新鮮な印象が消えないうちに少し記録と報告をしておこう。
まずはイスタンブールから始まったのだが、ここは後でまとめることにして2日目のアンカラから。
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人口の半数が30歳以下という若い国。
上からアンカラ空港、ニュータウン、古い市街。
丘の上までへばりついた古い粗末な住居がドンドン壊されてカラフルな高層住宅に変えられていく。
それは中国を思い出させる光景だ。
雪の後だったから道はドロドロで街をいっそう貧相に見せていた。
ここで博物館を見学して、それらが発掘された遺跡に向けてバスを走らせる。
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茫漠たる荒野を走ってヒッタイト王国の遺跡ハットゥシャシュへ。
鉄器を使った最古の文明の一つとして世界史の教科書にも出てくる、あのヒッタイト
その名前はすごくマッチョで荒々しい文化を想像させる。
世界遺産だけどツーリストが訪れるようなところではない。つまり礎石ばかりが延々と拡がり、派手な建築物は何も残っていない。
夕暮れが迫り、風も強くなる。シェイクスピアマクベスを思い出させる光景だ。
アナトリアの平原はほとんど木々が無く、わずかに散在する住居にも人影が見当たらない。
走り去る大型トラックのライトの他は灯りがなくて、そんな寒々とした風景の中をバスはひたすらカッパドキア目指して走る。
「雪のアナトリア」あるいは「アナトリアの雪」。どちらの題名がいいかな?
長距離ドライバーを主人公にしたドライな小説を書くなら。

夜遅くなって到着したカッパドキアのホテルは洞窟と古い住居を改装したもの。
今回の宿ではここが最高クラス。写真ではアーチの奥が我々の部屋だった。
ここで2泊したことは、また次回に。

さて、明日はPET検査だ。