大宰府

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これは長かった行列の概略図。雨の中、九州国立博物館で開かれているゴッホ展で100分並んだのだ。
広島では滅多に体験できないことなのでそれなりに新鮮な感動だったけれど、ようやくたどり着いた展示そのものは、「ゴッホとその周辺の画家たち」と題するべき内容で、ドーンとした感銘を与えるほどのものではない。油絵はともかくデッサンが見られると良いなという期待も裏切られた。
 ただ、様々な画家の作品と併置されるという展示のためにゴッホのキャラクターが浮き上がるという効果はあった。どれほどゴッホが下手くそでドンくさい男だったかがありありと感じられる。120年後の今、彼が生きていたとしても経済的な成功は難しいと思われた。その意味ではまだまだゴッホは古びていない。色彩は鮮烈だし、写真やデジタル物では得られない絵画の力を放っている。
もっと見てみたくなったが、今回の出品元のオランダの美術館を訪れたことがある息子の婚約者の話では、やはり長蛇の列と空港並みの検査で大変だったということだ。
あの最も売れなかったゴッホが世界で最もポピュラーな画家になっているとは。
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この泡の画像は意識して撮ったものでなく次の画像をみて気づいたもの。
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大宰府天満宮の手前にある観音寺。ここは人も少なく、少し荒れ果てた感じが懐かしい。
お隣は戒壇院で見事な仏様が安置されていた。
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椿の花、鳥の声。先ほどの大混雑から徒歩20分ほどでこんな静寂がある。
なかなかおもしろい一日でした。