学生の時から知っていたけど、武家の生まれで60歳を過ぎてから緊張感に満ちた水墨を描いた人というイメージで、それほど多作ではなかったはずだからこじんまりした回顧展なのだろうと行ってみたら入館料金は1500円で入場待ち時間30分となっている。
爽やかな天候で館内はツツジが満開、ゆっくりと並んでみようという気持ちにさせられる。
このツツジという花、華やかで鮮やかだけどしみじみ心に響くものがない。最も絵になりにくい花かもしれない。
20分ほどの待ち時間にこういう縫いぐるみキャラクターも登場して楽しませてくれる。光琳の虎を原型にしてるそうだ。
実際の展示はこのサイトで詳細な情報が得られるのでどうぞ。http://yusho2017.jp/highlight.html
海北友松は当時のあらゆる絵画技法に精通したテクニシャンでインテリだった。
生まれ育った状況が凄いの で、そちらに眼が引きつけられるが、多様な表現力を持った画家だったことが確認できる良い展覧会だった。