ダブル法事

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昨年の6月には女房の父が、一昨年の6月には俺の父が亡くなっている。
6年前に亡くなった女房の母もあわせての3回忌や7回忌が開かれることになり、遠隔地の我々の都合に合わせて法事の日時を土日の連続に調整してもらった。
それでも福島までは6時間かかるので金曜に出かけることになり、数少ない機会なので東京の息子と青山で会う。
青学の裏手に息子が作業場として居候している洒落たマンションがあり、豪華な器材や多様な資料、細々した部品や工具がギッシリ。
こういう「特殊」がビジネスとして成り立つのは東京ならでは。
近辺のモンスーンカフェでエスニックな昼食を取り、六本木ヒルズ森美術館で開かれている「万華鏡」という展示を見る。
まずまずの内容で小雨で煙る展望も悪くなかったから入館の1500円には納得。
息子と別れて地下鉄駅に向かったら、この2月に国立新美術館に来たときに右往左往した駅だった。
あの時は地上も歩いたのだが、頭の上にあれほど大きなビルがそびえていたなんて気づかなかった。
国立新美術館といえば、昼飯での会話で息子が「国立新美術館という名前だけど古くなったらどうするんやろね?」と言っていたが、ああいう発想が彼のおもしろい所だ。ちなみに英語表記では「The National Art Center」だとのこと。
東京駅に戻りロッカーのスーツケースを出し急ぎ足で相当に際どい乗換えで東北新幹線へ。
福島から戻る新幹線でもさらに際どい乗り継ぎをして、ホームを走りまわって椅子に座ったら大汗。
こういうことを昔から続けているが、そろそろ慎まなければいけないな。

お墓の掃除、親戚集合、法要、会食(酒宴)、親族の懇親など昨年の葬儀が甦る。
次の日には規模をぐっと小さくして京都でもそれを繰り返した。
双方で住職と話し、妙心寺浄土真宗の縁をそれぞれから伺う。

翌日、食べ過ぎた体を回復するべく自転車で北白川の友人宅へ。
さらに自転車4台を連ねて近隣の詩仙堂、曼朱院、修学院離宮と登り降りして白川通りのインド料理店で遅い昼食。
新装開店サービスでナンの御代わりやらいろいろ付いてきてまたまた飽食。
恵文社で本を2冊買い、鴨川に沿って七条までほとんどノンストップ。

広島に戻り、アストラム駅から我が家までの真っ暗な山道で蛍を見る。
長年住んで初めてのこと。誰かの霊かもしれませんな。