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純喫茶、純文学、純愛。懐かしの昭和が甦る。
でも純音楽、純絵画、純建築って聞いたことも無い。何故でしょう?
ともかくも、その純喫茶の代表格として著名な駅前の「P店」。
以前から気になる外観でしたが、知り合いのグループ展示が開かれているので入りました。
しかし、ショック。
「純喫茶」がこんな「廃墟」として存在していることが。
堅物の頑固爺みたいにきりっとしていてほしいのですが
再開発計画の頓挫で宙吊りになり、消滅を免れたけど維持する気力も持てない。

実に老化を具現したような建物だけど、こういうものがもっともっと存在していてもいいのに、とても少ない。すぐに新品になってしまう。

このあと現代美術館へ。
学外授業で「マーチン・クリード展」鑑賞。
もろ現代美術いや「純現代美術」。
作家の講演会も現代美術的で、解説なしの即興で沈黙時間が半分ほども。
いきなりギターを肩にかけて歌いだしたり、イギリスでは受けるのかな。
館としてはこういうものを良しとする文化が外国にはあることを一般人に理解させる工夫をするべきだろう。
以前に見た「アバンギャルド・チャイナ」は理屈抜きに凄かったが・・
引率していなかったら中座するところだったが、まあ我慢していてよかった。
「詩」とか「禅問答」など、浮世離れしたことに縁が薄れて、「目下の切実な課題」ばかりで過ごしている。こういうものも、たまにはいいものだな。