今年の桜は

ちょっと違うぞ。
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いきなり醍醐の桜です。
友人を案内することになり秀吉と絵画をキーワードに選択した。
計画した時点では桜はチラホラと予想していたが、急転した陽気でご覧のような見事な景色に。
霊宝館の漫然とした照明では仏像がいまひとつだったが、宗達の扇面屏風がヘタウマの作風と発見。
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吉野と並ぶ桜の名所だけに大変混雑している。NHKが夜に特別番組で中継するので、膨大な照明が配置されていた。
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小雨の翌日、三十三間堂隣の養源院へ。清楚なアプローチの傍らに見事な彼岸桜。
宗達の杉戸絵をじっくりと鑑賞。大胆奔放な作画と配置の妙に感服させられる。宗達に仕事をさせた人々の鑑識眼もすごいね。
瞬く間に仕上げたのではないか。その切れ味が快い。
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新しくなった国立博物館金剛寺の宝物が特集されていて、これが意外に素晴らしい。
最新の展示技術とセンスで、地味だった常設も目覚めたかのように鮮烈だ。
芸大が東山七条に在ったので、学生時代の昼寝場所だったからなじみの所蔵品が多い。何度も見るって大事なことだ。
ここのレストランで昼食。
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豊国神社から耳塚を眺め、国家安康の鐘を見て建仁寺へ。
祇園に近く禅寺をやってるのも難しいのだろうけど、だらっとした俗気がここの特徴だ。
ふすま絵はデジタル複製だから写真撮り放題。至近距離で見ても判別できないのだから、これで良いと思う。宗達風神雷神、海北友松の龍で二日間の仕上げができた。
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