東京地形図

これまで東京での移動は地下鉄ばかりで点から点で面が見えなかった。
今年3月に息子のチャリで走ってみてとても楽しかったので今回は自転車を持参したのだ。
東京での軌跡を図に示した。
東京は意外に高低差が大きいけれど、建物がギッシリと詰まっているから等高線が見えない。
地図を見ながらルートを考えると、平面をイメージしてしまうが、実際にそこを走ってみると坂道に驚かされる。
その体験を踏まえてから地図を見ると、それまでは見えなかった高低差が浮かび上がってくる。
BLOGの写真から受け取る印象も同様で、自分の体験を写真を通して甦らせているだけかも。言葉だってそうかもしれない。何かを他人に伝えるということ、それを確認すること、とても難しい。
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まず品川からソビエト構成主義の展示が開かれている庭園美術館へ。
ここの庭はそれほどでもないが建築とインテリアで最良のアールデコが堪能できる。
展示ともマッチしてゆっくりと楽しめた。
この美術館の正面にある細長いビルの2階で息子が訳のわからないものを作っている。
好きな時間に来て勝手な事をして、生活できる金を稼いでいるという仕組みがよくわからないが、さすが東京だ。蕎麦屋に入って鶏ナンバを食べながらおもしろそうなスポットを教えてもらう。
表参道のように歩道が一杯で進めないようなところでも自転車なら車道をスイスイ。
車のマナーはかなり良いから不安はない。都内でも時速15km近くで移動できそうだ。
巨大なビル、銀行、百貨店の並びもロンドンみたいで迫力があったけど、何と言ってもトピックは谷中のしみじみした暮らし。墓地3:住宅1のような土地だけど、唯一、過去との接点をしっかり保っている。
谷中銀座弁当屋さん、素晴らしかった。
たくさんあるソバ屋が安くてうまいのも嬉しい。
今度行く時も自転車だな。