マロニエの花

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マロニエの花が満開だと聞いて、ひろしま美術館へ。
そのついでに開催中のアントワープ美術館展を見る。
快晴だったことの反動もあるが、薄暗い館内に陰鬱な絵画の展示にたじろぐ。
それでもしばらくするとチューニングが合ってきた。
19世紀の初めて聞くような作家ばかりだけど結構おもしろい。
何故かなと考えたら、日頃見ている公募展の作品にとても近い。
第2室の展示からは20世紀の様々なイズムの作品になるが、そこまでくると公募展風の絵画は無くなる。
見えたものを写しながら感慨や趣向を楽しむことから、理念を具現化するようになると日本人はついていけないのだろう。
それにしても100年以上も極東の地でこういうスタイルの油絵が生き永らえていたとは。
ようやくそれが終ろうとしている。ご苦労様でした。
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