Dr.パルナサスの鏡

卒業制作展が始まっていて、どうなることかと気を揉んだが、美術館という器に置けばそれなりに格好がつくものである。
この有り難い美術館だが、来年度はこの時期がずっと改修工事で使えない。地階の県民ギャラリーをすべて借り切って開催しているこの卒制展を、ほかの会場で開催することは不可能なので今から対策に頭を悩ませている。
職業柄、大学の制作展をあちこちで見ているが、これほど潤沢に展示スペースを与えられているのは広島だけだ。そんな話をオープニングで学生たちにしたけれど、理解できるかな?いつか。
ということで、日曜日までやってます。ぜひ、どうぞ。
一段落して、成績提出や後片付け、入試の準備等で雑用山積みの時期となった。
また、テニスのオーストラリア・オープンが中盤となり、連日、激戦が続いて興奮させられている。今年はとりわけエキサイティングなゲームが多く、寝転がって見ていても足の裏に汗をかいていることが再々。
こういう時に限って、見たい映画が目白押し。
その筆頭として「Dr.パルナサスの鏡」へ。
断固支持のテリー・ギリアム監督で、期待を裏切らない内容とキャスト。
悪魔のオッサンが何とトム・ウェイツ。嗄れ声で屈折した心境を歌うシンガーですが、主演を喰っとりましたな。大好きな「オースティン・パワーズ」のミニミー、小人の俳優も出ていたし、何と言っても描かれた悪夢が俺の夢とびったし重なるので大満足の2時間20分。幸せです。
もうひとつ見たい映画、「かいじゅうたちの・・・・」は次週、字幕版で見に行きます。これも楽しみ。