新春結婚式

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京都で姪の結婚式があって久々に家族全員が集合した。
最近は不幸があってから顔が揃うということが続いたので、このように晴れやかな席が嬉しい。
この冬一番の寒波で東山も雪化粧していたが、陽光が差して快い。
会場は日本画の大家、竹内栖鳳の旧宅を改装したもので裏手は八坂の塔
レストランとしても利用されていて、いま人気の式場らしい。
シアトルつながりの縁で結ばれたらしく、アメリカから家族での出席者があったりして賑やか。
いつの間にか長男が英語に堪能になっていて驚かされる。近年、海外での活動が多かったから当然なのだろうが若者は成長が早いな。俺なんかトイレでフレーズを予習してやっとひと言。5年もラジオ英会話を聞いていたのにね。

翌日は息子たちと母親も一緒に、北白川に住むK大教授宅を訪問。といっても車で送迎してもらったのだが、30年間親戚以上の付き合いをしてきた仲なので気兼ねも無い。
友人と長男とは同じ業界なので(というより、知らぬ間に感化されていたのだろう)コアな話題で盛り上がり、息子の友人で極めて近い場所に住む録音マニアの知り合いを呼び寄せ、彼の仕事に皆で驚嘆。
というのも、「除夜の鐘を何処で聞くか、その音質は?」なんていうことを話題に食事していた直後に、現れた人間が、この数年、除夜の鐘のハーモニーを求めて大文字山で録音を続けていたとは!
彼が持参していたミニパソコンにそれが記録されていて一同で鑑賞。

教授婦人が、自分で撮影した即興演奏記録映像について抱いていた「何かおかしい?」という疑問にも、彼らは即座に「フレームレートが違ってる」とカメラと説明書を手にして素早く操作を繰り返して原因を解明し処置する。その間、5分もない。
CANONやSONYに持ち込んでも解決できなかったと言うトラブルが一挙に解決。
すごい。
早い。
こうして息子たちと一緒にいると自分が旧世代から抜け切れず時代遅れな言動を繰り返していると実感させられる。
いい加減な発言は簡単に論破されてしまうので、世間の常識から先端の知識まで、うだうだ言わずに子供のいうことに従ったほうが賢明だよなと、嫁ハンと確認した次第。
「隠居」という言葉が浮かぶ。
いいね、この言葉には肯定的でありたいな。

テニスをしたくて早々に戻ってきたのにしっかり雪が積もっている。
室内の模様替えをしたり、こうしてWEBの更新をしたりで、一歩も敷地を出なかった。
こういう一日も好きだ。