19日(金曜日)は暖かく晴れていた。
新校舎の足場が取り払われてほぼ全容が現れる。
でき過ぎたようなタイミングでここを去る。
半数近くが羽織袴姿。例年なら式の後のパーティでコスプレを楽しむところだが。
チューターをしていたので一人一人に証書を手渡す。
教員スピーチでは、この学年が入学直後に行った全館壁画やリモート授業、学内制作展にふれてカオスが創造性を高めること、死が生を充実させることを語った。
その時に40年前の客員教授だった芥川さんの言葉を思い浮かべていた。
今年は俺以外にも2名の退職者が学科に居るので、式の中でお祝いの時間も設けてもらえた。そこでは自分が50年間も大学の中に居たこと、学生たちと同じようにこの春に初めて世間に出ることをコミカルに話す。
帰宅すると台所の壁に張り紙があり、
女房手作りの豪華な料理が用意されて
お祝い。
東京と京都からはメッセージやお祝いが届いていた。
クラッカーまで登場して派手にやる。
古希と退職、めでたい、めでたい。
長男からのメッセージに「希望するなら仕事を回す」とあって、息子の会社の社員になって働くという思いもよらなかった選択肢に感慨ひとしお。
さて、どうするかな。