長いのが、お好き

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さて、昨日ぐらいから涼しくなってホットしている。
しばらく世間の見え方が一変するのが海外旅行の一番のお土産だが、そういうことを期待していなかったハワイでもたくさん驚くことがあった。

島を一巡りした時に乗ったリムジーン。
次に乗るのは霊柩車だぞと贅沢してみたのだが、小さな我々が身をかがめて歩かなければならないほどに低い室高。巨大な男なら転がって行くしかない。
ドアは後部に1箇所で長さは9mもある。
狭い路は曲がれないし、どう考えてもワゴンタイプに勝るところはない。
でも好きなんだよね、アメリカンは。
ともかく他よりも大きくありたい。ハリウッドスターみたいに背が高い。これが動機だろうな。だから長くする。
後のほうに座って真ん中は空けておくのかな。

英国からの客人は日本の箱型車のデザインに驚いていたから、最近の日本人が車に求める実用性は相当に高いみたい。形は思ったほど実用的には考えられていないものだ。無意識の願望が投影されているとでも言うか、かなり象徴的なものだ。

それにしては近年多くなってきた低床バスの無茶苦茶な設計はどうなってるのだ?車内で岩登りをしているようで低床の恩恵は3分の1以下の人しか得られない。
多分、基礎構造を変えずに真ん中だけ低くするというコストに縛られた苦肉の策だろう。
ハワイではまともなバスに乗った。降りる人はロープを引いて知らせる。そう、こんなことに電気を使わなくてもいいのだ。
小径のタイヤを使うとか根本的なデザインのバスを開発しないと、老人は使えないぞ。
老人といえば、生命維持装置で固めたロボコップみたいな人が海に浸かっていたり、車椅子の人が多くいて老齢化とリゾートを考えさせられた。

こんな調子で、1週間ぐらいは、旅を思い出しながら日常を新鮮に見直せるだろう。