いつものペースに

とても暖かくなるという予報を信じて、薄着にして自転車で大学へ。
録音しておいたワールドミュージックを聴きながらペダルを漕ぐ。
けっこう冷たいけどハワイやカリブの音楽でほのぼの。極楽のハワイと対極のシベリア。住人はそれなりの人生を送っているのだろうけど、知らぬが仏、知るが煩悩。
大学が見える太田川堤防はウォーキングの老人だらけ。
一帯の樹木が伐採されて1年が過ぎた。彼らのうち、何人がそれを記憶し、惜しんでいるのだろうか?
脇目もふらず懸命に歩いている姿にかすかな不安を抱く。
久々に職員のSさんと話す。彼女もほぼ同時期に化学治療を受けていて来月には手術だ。
頭髪は俺と同じくらいだそうで、やはり風が冷たいと笑っていた。
最近、俺は髪が復活し始めているが、3回連続で黒々した髪が生える夢を見ている。(ビールをゴクリと飲んでしまったという夢も見たな。)
朝、寝室の鏡を見て自己イメージの補正にしばし時間を取られているのだが、女性にとっては過酷な体験だろう。
DVDを作ったり、ホイールの作品を再生したり、書類をチェックしたり・・・・
帰りはフレンチポップスを聴きながらゆったりと安川に沿って走り、いつもの病院でいつもの注射。
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風邪の患者さんが多いので俺はいつも手前のスペースで待つ。
これも8ヶ月目になるが、当分は続けなければならない。看護婦さんとはすっかり馴染みになり世間話をしながら注射をしてもらう。50ccと大きいのでゆっくり話す時間がある。
二日前の自転車通勤よりも格段に楽になっている。よしよし。
明日はPET検査だ。