ごろごろ日曜日

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梅雨本番で雨に降り込められた午前中、ずっと寝転がりながらWEBサーフィン。
足を痛めた女房も小説を読んでいる。
こういうときに我が家の猫ノエルは必ず二人から等距離を保って座る。それで部屋の中には常に二等辺三角形が形作られている。
8月のアニメーション・フェスティバルのサイトを見ていてアレレと思ったのだが、東アジアからの応募491件からの本選エントリーがわずかの3点。ヨーロッパ作品が10%の入選率なのにとても低い。
ロシアなんか51件から12作が本選入り。
全然レベルが違うのかもしれないし、審査員もほとんど欧米人だし、まあそんなものかもしれないが、あの大会がいつも外国人でいっぱいで地元の人は全く関心が無いという光景を思い出して「ウーム」と頭をひねってしまう。
以前から「アニメ」対「アニメーション」の対立が気になっていた。
俺はヨーロッパのアート系アニメーションが好きなのだが、当地でも日本製アニメ、ドラゴンボールやランマが大人気で問題を起こしているほどに普及している。
「アニメ」と「アニメーション」には書物とマンガの対立みたいなものが壁として存在しているようなのだ。
そういうことは学生を教えていて毎日感じさせられていることでもある。古いアート系の人間としての限界を越えることは出来ないが、圧倒的な存在は認めなければならないとは考えている。つまり、マンガ雑誌5億冊とか、コミケ入場者50万人とかいう事実。
それだからこそ、日本で西欧のアニメーションを見る意義があるとも言えるのだが、やはりズレは気になるな。

午後ようやく雨が上って青空と快い風。
ガレージから自転車を出したら、皮のサドルやバーテープにカビがびっしりと。
灯油と石鹸水で清掃。黒い汁、こんなに汚れていたとは。
しかし、汚れるというのは、どういうことなんだろう?
ワイシャツの襟もびっくりするぐらい黒くなるので、俺自身が汚いのは承知しているが。
とかなんとか考えていたら、自転車はとても綺麗になった。
明日の通勤が楽しみだ。