大学制作展

学科主任をしていた頃はこま目に見ていた美術大学の卒業制作展を久々に行くことになった。
まずは京都精華大学
ここの卒業生が二人も本学の教員であり、毎年のオブスクラを一緒に開催している教員が二人居ることもあって他大学とは思えない、姉妹校的な関わりと親しみがあるところ。
サブカルチャーをいち早く受容してマンガ学部を持つ。元ヒッピーが学長になったり用務員が大学案内のトップに出たりするユニークな大学だ。
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京都の北の端だが地下鉄を使えば30分。さすがに風が冷たい。
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まずはここからマンガを拝見。精華といえばまずマンガですからね。
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マンガと言っても「新時代マンガ」「カートゥーン」「ギャグ」からアニメーションまでいろいろ。
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展示は目を引くように工夫されている。
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造形的な密度が高いな、と感じた作品のキャプションを見ると留学生が多い。
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キャンバスに描かれているのもある。学生も教員もかなり柔軟だ。
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細密なペン画もある。これも留学生。
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デザインコースのイラストとほとんど差はない。
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普通に気楽に今の表現になっている。多様なマンガコースに柔軟な学生が集まっているということか。マンガだと思えば気軽にできるけど、日本画や洋画は自由度が低い。学生の世界観はマンガなのにモチーフやテーマと表現技法がずれていて苦しんでいるようだった。

続く