扶養

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取り立てて何ということも無く今日も過ぎていく。
春の陽気で快晴だが明日には雨が降るだろう。
最後の教授会が終わったが、仕事に区切りがついたというものでもない。
感動が無いなあ。
と感じていたら、突然に被扶養者取消申請書というものを渡された。

この春から下の息子二人が就職するので扶養から外れる。
すでに長男はこの手続きを済ませているのだが、子供たち(すっかり大人なのだが)が全員扶養から外れるということに、かすかなショックを感じたのだ。

今までよく働いてきたものだとかいう感慨はない。
子供たちだって親父が苦労して育ててくれたという「感謝の念」は持っていないだろう。
それは我々の親の世代で終っている。
楽しみながら遊びながら一緒に暮らし、育てたというような意識は無く、友人みたいな関係。
これが普通じゃないだろうか。
(普通がコロコロ変わるのが現代だけど)
それでもこういう書類を見ると、やはり育てていたのだと知らされ、
「これからは女房だけか」と、ちょっと小さくなったような気分。
これに浸ってみるのも悪くないが、この「被」という文字。
あちこちで見かけるけど、いい気分を壊すね。