福島 広島 2

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太平洋岸の相馬市、松川浦漁港。津波被害は跡形も無く消えている。
といっても昔を知らないのだが・・・。すべてがピカピカの新品だ。
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海辺の低湿地はソーラーパネルで埋め尽くされている。近くの発電所原発)が止まったからか?
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名物店の人気メニュー「復興丼」で昼食。ウィークデーの昼前でも大勢の客で賑わっていた。
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ダンプや重機が目立つ国道を浪江方面に南下。
彫刻家の吉田正浪さんは浪江で生まれたから浪の字を名前にしたと聞いていた。
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飯館から川俣への道を進む。
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除染作業が今も続いていて黒い袋詰めの汚染土が延々と続く。飯館から向こうは立ち入り禁止。
この光景を目の当たりにすると、お先真っ暗という気分になってくる。
福島市から40分も走れば今もこの状況だ。

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川俣で女房の旧友と落ち合い、車を乗り換えて彼女らの高校時代の恩師の墓参りに。
50歳代早々に退職して画家として地域で活躍した方で、あちこちにファンが居て展示もされている。
結婚した頃に俺も一度訪問して話したことがあった。豪放な人物だった。
墓地は飯坂温泉に近いので連れて行ってもらう。
写真は名物の鯖湖湯。本日定休日。
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女房たちはカフェでお喋りするから、俺は裏手にある八幡湯へ。
鏡と蛇口がセットになって並んでいるのが銭湯の基本形だが、何も無い。
小さな湯船の中央から湯が湧き出ていて、そこにホースから水が注がれている。なんとも単純。
平日の4時頃だから暇なジイさんが4人ほど。その一人がワタクシ。
掛かり湯をしようとしてビックリ。ものすごく熱い。
もっと水を出せばいいよと言われて、背中に冷水をかけながらゆっくり身体を沈める。しかし、1分も浸かっていられない。
「心臓が止まるじゃないですか」というと「まだ死んだやつはおらん。それにここは飯坂で一番ぬるい湯だ。」と温度計を出して湯に放り込んだ。
43度。家で使ってるシャワーの設定からは信じられない低さだ。60度ぐらいあるのかと思った。
「48度のところもあるし、他はもっと湯が堅くて尖ってる。」
ダラーッと湯に浸かって居眠りしてやろうと目論んでいたのだが、扇風機で身体を冷ます時間のほうが長かった。
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初めてきたのは40年近くも以前のことで、古い建物は少なくなっているが歴史のある温泉だから
ゆっくりすると楽しめるだろう。