東京へ

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美術系大学の最新傾向を調査するために今年はたくさん制作展を見に行く予定だ。
第一弾は東京芸大の先端表現。
ここはとても異質な学科だが、世界的に見れば標準かもしれない。
つまり将来はこれが主流になると考えて見学先に選んだ。
昼前に会場の横浜に着く。隣は中華街。当然のごとくそこでランチ。
息もできないぐらいに詰め込んで会場に向かう。
横浜スタジアムに隣り合った古いレンガの4階建て。
ボロボロなのを好きなように使っての展示。
この前に俺がやった日銀を思い出させるが、「大体、現状復帰させれば何をしてもいい」というおおらかな原則が羨ましい。
この先端表現という学科は入試も教育内容もユニーク。あの東京芸大で絵が描けない人が入学できるなんて、というか、「絵」の基準が従来よりもとても柔軟になっている。これが浸透して石膏デッサンを標準にした絵画観が一掃されるといいのだけど。
僕の息子の友人の妹なんていう人にも出会ったし、気立てのいい学生さんばかりで、いろいろ話を伺いつつ丁寧に見てると3時間ぐらいもかかってしまった。
外は激しい雨が降り続いていたので来客も少なく、それでこんなオッサンにかまってくれたのだろう。