雨あがる

本の中に定家や西行の歌が幾つもあって、なかなか良いものだなと写してみる。色カードもさらに渋く。実は使ってる絵の具が古くてメディウムが分離して乾かないから、シッカロール、俗にいうポンポンを振りかけたら、生乾きの部分が浮き彫りになってとても良い。毎回使ってるので机の上は白くなっている。

京都の街路は直交座標になってるから数え歌にして道路を覚える。五条以南は地元だから必要ないけど、歌になってるとは知らなかった。

でも順番が違ってる。三哲は七条以南だし東寺は九条だ。

今回、南北の通りも数え歌になっていると知った。

河原町から烏丸の間、四条から五条までの地区にはいろんな店が凝縮していて、子供の時にしばしばお使いに出された。麩屋町仏光寺西とか言われて出かけるのだが、南北の道が覚えられなくて必ず間違っていた。道の間隔は数十メートルだから実害はないのだが歌の一行目にあたる御幸町から堺町は今も判然としない。このフレーズだけでも覚えておきたいが、できるかな?

 

女房が友人から借りてきた「掃除婦のための手引書」ルシア・ベルリンを読んでいる。

とても短い短編集だが、乾いて殺伐した空気が伝わる。

出てくる地名をグーグルのストリートビューで見てみた。想像以上の殺伐とした風景。スケールが大きいのと前は砂漠だったことが日本との違いか。でも日本もかなり近づいている。長い歴史のある美しい国土をひたすらアメリカ風に建設開発(破壊)して。

先日、フランス映画に感銘を受け、ロケ地を検索してストリートビューで見て回った。

田舎がとても美しい。ヨーロッパの富の蓄積は深い。

 

昼食後、本を読んでいたら眠くなってきてゴロンとしてたら女房がテニスに誘われた。

俺もオマケで呼ばれる。朝からポロシャツに半パンだったから即対応。

3時間近く、蒸し暑い中で大汗をかきながら走り回り、サービスゲームは全部キープ。

絶好調だなと夕食後、寝転がっていたら両足が痙攣して足の甲から脛に激痛が走った。

テレビニュースを見ながら室内ウォーキング。スポーツニュースになってやっと引き攣りが和らいできた。

今晩も怪しいぞ。