もう美術書は要らない?

昨日、見た映画イングリッシュ・ペイシェント」に出てきた教会の壁画を女房が見たと言う。「ピエロ・デラ・フランチェスカかな?」

後でロケ地を調べたらアレッツォで画家の名前も正解だった。

俺はアレッツォに行ってない。よく映画に出る町だけに心が残る。

このついでにラヴェンナのモザイクもネットで見る。

点描で絵を描いたので印象派やモザイクが気になっているが、モザイク関連の画集や写真集など出版物が意外に少なくて、あっても細部の色使いがわからない。

ラヴェンナを訪れた時の写真があるはずだが、それを探すのも面倒だ。

こういう時にWEB検索は超強力だ。

これではモザイクの独自性が伝わらないけど

これは現地で見る印象に近い。1500年を経過しても色褪せない素材の訴求力。

そして肉眼以上の情報量。

西欧美術作品のデジタル化は特に進んでいるから、もう美術書は要らない、というよりはるかに超えている。

日本美術もこれぐらいの高解像度で発信してほしいものだ。

おまけにストリートビューでは街中の散歩まで楽しめる。予習、復習を含めた学習の形を一変させるデジタル化。学校の在り方を根本的に変えるものだ。変わってほしい。

 

今日は終日雨が降り続いて心安らかに過ごせた。

額装するための材木などを求めて大きなホームセンターに。

絵を運ぶことが大変面倒なことや費用について初めて知った。この歳にして。