陶芸の里は有田以来だった。あれから9年が経つ。備前にも有田のような氏神さんがあって、狛犬や造作に土地の技術が使われている。この神社から始めた町歩きの途中で、この二つの町と対照的な陶芸技法について考えた。 人工と自然、技巧と無作為、豪勢と質実…

岡山から赤穂線に乗り伊部で降りると、いかにも焼き物の町という雰囲気だ。これまで新幹線の車窓から見て感じていた殺伐とは別世界。やはり歩いてみないとわからない。 狭い西国街道沿いにずらりと並んだ陶器店。ほとんど歩行者は無いから、店頭販売中心でや…