数週前に新聞で「小説を読めない詩人」という記事というか一文があって、ずっと気にかかっている。
自分にもそういう所があって、小説の空気感がつかめたら、それで満足。話の展開には興味が薄い。映画でも同様だ。
女房が編み物をしながら映画を見るのは許しがたい。俺にはシーンが最重要でストーリーは二の次だ。ホドロフスキーやパラジャーノフの映画にはほとんどストーリーが無い。耽美的な映像がつづく。
「どんな話かわからなかった。」とか「難解だ。」という感想を聞くと呆れる。
求めているものが全然違うのだ。だから読書量では桁違いに少ない。
これは新聞記事に触れるまで意識しなかった。
そう言えば「マルテの手記」が好きだった。詩的な独白の連なり。
映像を作っているが映画を作りたいとは思わない。など、このあたりのこと、しばらく考えてみたい。
前回は不気味な絵を載せてしまったので、今回は文章だけ。あれはひどかったから削除するかな?