異常なし、そしてホドロフスキー

先週のPET検査の結果を聞く。
お盆の最中だから病院はガラガラかなと思っていたら普段と変わりない混雑。
肝臓を見てもらってる可愛いシンタロー先生も8時前から歩き回っている。過酷な仕事だ。
順番を待つ間、いつものように最悪から最善の3パターンを図に書いて心の準備をしておく。
だいたい不幸は予想もしなかったときに起こるものだから、最悪を想定して、たくさんの人に心配してもらうと予防効果があるようだ。
それと自分は70億分の1の存在だと言い聞かす。
「光るものはなかった」という御託宣。無いのじゃなくて見えなかったという意味だ。治る病気じゃないから寛解と言ってみたり、たいへんですね。
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診察の後、映画に行くつもりだったので、近くの房州ポワ・ブリュリエールでランチ。
リンパ腫の治療を始めた前日も、この店に来たな。2年ぶりか。
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8月いっぱいで閉館するサロンシネマ。天井画を間近で見られる2階席に陣取る。
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こうして見るとなかなか良くできている。
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さて映画は我々が学生時代に伝説の監督になっていたアレハンドロ・ホドロフスキーの「リアリティのダンス」。監督も85歳になったと言うからそれほど期待していなかったが、何とこれはフェリーニだ。
彼の最高傑作じゃないか。ご本人も登場するが60歳代にしか見えない。男ぶりも良くなっている。
ガルシア・マルケスの小説世界だ。
帰宅後、チェックしたら俳優のほとんどが監督の息子で、その一人は音楽も担当している。これがすごく良くできていた。ぐぐぐっとテンションが高まりましたぞ。