猛烈台風が接近中だというので、家の周囲や庭から小物が飛散しないように片付けた。金曜日のことだ。
しかし何ということもない。定例の孫との夕食はNo.3が翌日2歳の誕生日なのでプレ誕生会。メチャクチャ大量に喰ってパンパンになった腹を叩いて戯れていた。
次の日も薄曇りで穏やか。年末の展示アイデアの材料確認などがあり、大学へ。
しかし、2号館はワックス掛けの実施日で、お邪魔虫。早々に帰宅。
「これまでに経験したことがないような・・・」という警告が続いている。
翌朝、日曜日も朝から晴れていた。
コロナ以来、人々のリスク対抗が変化していると感じていたけど、あまり大袈裟になるとマイナス面が肥大するぞ。
いつものようにテニスで汗を流す。まだ呼吸の乱れは回復しない。
午後は美術系大学進学説明会。延期か否かと気遣ったが開催。何度も来たこのイベントもこれで終わりになる。思い出に浸っていたかったが次々と高校生が来てくれて、すぐに担当の2時間が過ぎた。
広島までは交通の乱れがなく規制も少ない。
帰りのバスが紙屋町そごう前で停まったので久々に新館パセーラを歩く。
知っていた店はすべて入れ替わっており、フィットネスや結婚関係が多くなっていたが、この状況であるから開店休業、ガランとしている。
雑貨と書籍の店があり、興味を惹かれて物色する。凝った陳列と思ったが品揃えにポリシーが無い。東京の一角にあるようなお洒落空間を再現しただけだ、これではダメだ。
京都の恵文社を思い出す。
ということで夜も更けてきたが一向に風雨が強まる気配が無い。
不謹慎を承知で言うが、おれは災害が嫌いではない。とくに台風は地震と違って数日前から予測や準備が可能なので、いつも「ワクワクして」待っている。
それでも風速40m以上を体験したことはないし、周囲に新しい家が立て込んできたから我が家の瓦が飛んで被害の元になる惧れも出ている。
それが杞憂に終わればありがたいことだが、未曾有の災害が続く時代を迎えているのか?